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聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

愛する家族を失った人へⅠ

2020年01月28日 | 日記


私は,エホバの証人ではありませんが,時々,
エホバの証人より配布いただいてる,「目ざめよ」誌・「ものみの塔」誌
パンフレット等より引用の記事もあります。
(どこの宗教,宗派にも属していません)
*いろんな宗教にも交わりました
(立正佼成会,創価学会,キリスト教のカトリック,プロテスタント等)
その中で,聖書に忠実に教えてるのは,エホバの証人と思います。

 


『愛する家族を失った人へⅠ』


耐えがたい悲しみ

「長い闘病の末,妻のソフィアは亡くなりました。一緒になって39年がたっていました。
以来,友達も支えになってくれましたし,いつも何かしら予定を入れるようにしてきました。
でも,最初の1年はつらくて仕方ありませんでした。まったく情緒不安定でした。
もう妻が亡くなって3年近くがたちますが,今でも突然,どうしようもない気持ちに襲われます」。コスタス

愛する家族を失ったことがありますか。もしそうなら,コスタスの気持ちがよく分かることでしょう。
配偶者や家族,親友を亡くすことほどつらい出来事はありません。
グリーフケアの専門家たちも,そのことを認めています。
「アメリカ精神医学ジャーナル」の記事は,「死別がもたらす喪失感は耐えがたいもので,いつまでも続く」と書いています。
配偶者の死など,どうしようもなくつらいことがあると,「こうした気持ちはいつまで続くのだろう?
もとの自分に戻れるのだろうか。悲しみは癒えるのだろうか」と思うかもしれません。

 

・・・そうした疑問の答えを考察します。まず,大切な人を亡くしたときにどんな影響が出るかを考えてみましょう。
そして,悲しみを和らげる方法についてみてみましょう。

耐えがたい悲しみを経験しているすべての方に,これらの記事が助けになることを心から願っています。

 

 

 

 

 

愛する家族を失った人へ

予期できること

実のところ,悲しみの表わし方は人によっていろいろあります。
悲しみ方が違うからといって,つらく思っていないとか,感情を押し殺しているというわけではありません。
悲しいという感情を受け入れて表現するなら気持ちが楽になる人もいますが,
育った環境や性格,人生経験,死別の経緯などによって違うことでしょう。

悲しみ方に“正解”などないのです。


どんな影響があるか

大切な人を失ったとき,これから自分がどうなってしまうのか想像がつかないかもしれません。
しかし,ある種の感情や問題は多くの人が経験しており,そのことを知ると少しほっとできるかもしれません。

その幾つかを考えてみましょう。

感情が込み上げてくる。涙が止まらなかったり,無性に会いたくなったり,突然大泣きしたりすることもあります。
その人のことを思い出したり夢に出てきたりすると,感情がさらに込み上げてくるかもしれません。

でも,初めはショックや信じられない,という気持ちが強いでしょう。

ティーナは,夫のティモが突然亡くなった時のことを思い出してこう語りました。
「初めはぼう然としていました。泣くことさえできませんでした。押しつぶされそうで,息もできないくらいでした。ただ信じられなかったんです」。

不安,怒り,罪悪感。アイバンはこう語っています。
「息子のエリックが24歳で亡くなってからしばらくの間,わたしと妻のヨランダは強い怒りを感じていました。
自分たちが怒りっぽいタイプだとは思っていなかったので,びっくりしました。同時に罪悪感も感じました。
息子のために,もっと何かしてあげられたんじゃないかと思ったからです」。
妻を長い闘病生活の後に亡くしたアレハンドロも,罪悪感を持ちました。こう言います。
「最初は,神様がここまでの苦しみを許されるんだから,きっとこれは自分に対する罰なんだろうと思いました。
でもその後で,起きたことを神様のせいにしている自分に罪悪感を感じました」。
前の記事に出てきたコスタスもこう言っています。「死んでしまったソフィアに腹が立つときがありました。
でも,そんな自分に嫌気が差しました。だって,彼女は悪くないですから」。


考えが混乱する。時に極端で筋の通らない考えに陥ることがあります。
また,何かに集中できなくなったり,物忘れがひどくなったりします。
ティーナは言います。「時々,誰かと話していても上の空ということがありました。
ティモが亡くなった後にやるべきことはたくさんありました。それなのに集中することができず,本当に大変でした」。

独りになりたくなる。
だれかと一緒にいるといらいらしたり,落ち着かなかったりします。
コスタスは言います。「ほかの夫婦と一緒にいると,自分の居場所がないように感じました。でも,独身の人たちと一緒にいる時も同じでした」。
アイバンの妻ヨランダはこう話します。
「一緒にいる人たちが愚痴をこぼすと,いらいらしました。わたしたちの問題と比べたらちっぽけなことじゃないか,って感じるんです。
自分の子どもたちの近況を話してくれる人たちもいました。みんなの生活はこれまでと変わらずに続いていると分かっていましたが,
聞いていられないという気持ちもありました。内心『ほっておいてほしい』と思いました」。


体調の変化。食欲や体重の増減,睡眠リズムの変化が見られます。
アーロンは父親が亡くなった年を振り返り,こう言いました。
「よく眠れませんでした。毎晩目を覚ましては,父のことを考えていました」。

アレハンドロは不調の原因が分かりませんでした。こう言います。
「医師に何度か診てもらいましたが,健康だと言われました。今思うと,悲しみのせいだったのかもしれません」。
そうした不調は次第になくなりました。とはいえ,アレハンドロが医師に診てもらったのは賢明な判断でした。
悲しむことで免疫力が低下したり,持病が悪化したりします。新たな不調を招くこともあります。

日常生活が送れなくなる。アイバンはこう話しています。
「息子が亡くなったことをみんなに知らせる必要がありました。親戚や友人のほかに,雇い主や大家にも知らせました。
手続きもたくさんありましたし,遺品も整理しなければなりませんでした。息子が死んだだけでも大変なのに,一つ一つに集中力が求められました。もうくたくたでした」。

 


しばらくしてから出てくる問題もあります。
すべてを1人でこなさなければいけないことに気づいたとき,手に負えないと感じるかもしれません。
ティーナはこう言っています。「支払いや書類関係はティモに任せっきりでした。
でも今は全部わたしです。ストレスがたまる一方でした。きちんとやっていくなんて無理だと思いました」。

 

 


死別の悲しみは本当に深いものです。

いろんなところに影響が出ます。また,すべての人が,こうした問題すべてを経験するわけではないことも覚えておきましょう。
感情が不安定になったとしても,それは自然な反応です。こうしたことを知っておくだけでも助けになるかもしれません。


悲しみは乗り越えられるか

予期できること: 深い悲しみが永遠に続くことはありません。時とともに和らいでいくものです。
もちろん“完治”したり,亡くなった人を忘れたりするわけではありません。でも,鋭い痛みは少しずつ引いていくものです。
記念日など特定の時期が来ると,不意に思い出がよみがえって悲しみが込み上げることもあります。
それでも,周りの人にサポートしてもらいながら少しずつ問題に向き合っていけるかもしれません。
やがて感情のバランスが戻っていき,日常生活をまた送れるようになるでしょう。

いつまで続くか。悲しみのどん底から数か月で抜け出す人もいますが,多くの人は気持ちが上向きになるのに1,2年かかります。
もっと時間が必要な人もいます。アレハンドロは「わたしの場合,深い悲しみが3年ほど続きました」と言っています。

自分を責めないようにしましょう。焦らずに,今できることをしましょう。耐えがたい悲しみが永遠に続くことはありません。
では,今の悲しみを和らげ,長引かせないようにするために,できることがあるでしょうか。



感情が不安定になったとしても,それは自然な反応です。



まれに,悲しみが深刻なもので長期間にわたり,「複雑性悲嘆」「慢性悲嘆」になることがあります。
そのような場合には,メンタルヘルスの専門家に相談する必要があるかもしれません。



 

 

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