gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moneypost/life/moneypost-842373
一部引用
「結婚のイメージはまだまだ昭和的というか、令和になってもそんなこと言っているのかと呆れることは結構あります」
そう話すのはメーカーに勤務する40代女性会社員・Aさんだ。ごく最近、職場で同僚の既婚女性が、「鬱」と診断された話で持ち切りになった時のことだ。同僚たちの言葉に違和感を抱いたという。
「みんな口をそろえて、『えー、結婚してるのに何でー』『旦那さん優しい人なのにー』など、まるで“結婚している人は鬱にならない”か、“話を聞いてもらえるはずなのに”といった感じでした。もちろんパートナーがいることは心強いでしょうけど、鬱が防げることとは別問題だと思います。もしかしたら、私たちが知らないだけで、夫が遠因ということもあるわけですし」(Aさん)
IT企業に勤める30代女性・Bさんは、日常生活の中で「子持ちなのに」「ママなのに」という圧力を感じることが少なくない。
「夫が育児も息抜きが必要だと、1人になれる時間をくれました。久しぶりに出かけて、ちょっとしたネイルをしただけです。すると、久しぶりに会った学生時代の友人から、
『おしゃれして、浮気?』という言葉が出てきてびっくり。親からも『母親なのに派手なのは問題』と言われてしまい……。ママになったら落ち着いた服装みたいな風潮って、まだあるんですね」(Bさん)
そんなBさんは、子供が生まれる前も古い価値観に苦しめられてきた。不妊に悩んでいた当時、何度も聞かされた『結婚したのに子供はまだ?』『子供がいれば幸せ』という言葉だ。
「結婚したんだから子供を産んで当たり前だし、それが幸せだよね、というやつです。そりゃあ私も子供が欲しかったですけど、夫婦が下した決断なら何でも良いはずじゃないですか。今思えば、子供を産んでも『子持ちなのに』というフィルターがかかる。何をしても旧来の価値観の呪縛が追いかけてる気がしてウンザリです」(Bさん)