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事実を知る 偏見を持つのはなぜ? ~聖書

2020年08月22日 | 日記

事実を知る

偏見を持つのはなぜ?

 

偏見の多くは誤解や間違った情報から生まれます。

例えば,こんな誤解や偏見があります。

女性は理系や技術関係の仕事に向いていない。

中世ヨーロッパでは,ユダヤ人が井戸に毒を入れたり病気を広めたりしたといううわさが流れた。
ナチ政権下のドイツでも,ユダヤ人のせいで経済危機が起きたと言われた。そのためにユダヤ人はひどく差別された。今もその名残がある。

体に障害がある人は暗くてイライラしている。

そういう偏見を持つ人はもっともらしい証拠や実例を挙げるかもしれません。自分に同意できない人たちのことを無知だと考えることさえあります。

 

聖書の言葉

「知識がないのは良くない」。
(箴言・格言 19:2)

説明 事実を知らないと間違った判断をしてしまいます。不正確な情報を信じると,人に間違ったイメージを持ってしまいます。

 

聖書は特定の人種やグループをえこひいきしている?
そう思っている人たちもいます。でも聖書にはどんなことが書かれていますか。

 

全ての人は共通の先祖から生まれた。「神は1人の人から全ての国の人を造った」。
「そして,1人の人から全ての国の人を造って地上全体に住まわせ,さまざまな事柄の時を定め,人が住む所の限界を決めました」。
(使徒 17:26)

 

神様は公平。「神は不公平ではない……。神を畏れて正しいことを行う人はどの国の人でも神に受け入れられる」。
「そこでペテロは話し始めた。『神が不公平ではないことがよく分かりました。神を畏れて正しいことを行う人はどの国の人でも神に受け入れられるのです』」。
(使徒 10:34,35)

 

神様は人の外見ではなく内面に注目している。「人間は目に見えるものを見るが,神は心の中を見る」。
『しかし神(エホバ,ヤハウェ)はサムエルにこう言った。「彼の容姿や背の高さに注目してはいけない+。私は彼を選んでいない。人間の見方と神の見方は違う。人間は目に見えるものを見るが,神(エホバ,ヤハウェ)は心の中を見る」』。
(サムエル第一 16:7)

 


なぜ大切か
事実を知ると,広く受け入れられている間違った情報をうのみにしなくなります。特定のグループについて誤解していたことに気付くと,他のグループの人たちに対する自分の見方も見直すようになるかもしれません。

偏見を捨てた人 ヨビツァ(バルカン半島)
前の記事に出てきたヨビツァは地元の人や,ニュースやテレビ番組から,ある少数民族について良くない話を聞いて育ちました。
「私はその人たちに偏見を持つようになり,やがて毛嫌いするようにもなりました。そう感じる自分は全然間違っていないと思っていました。でも軍に入隊した時,その少数民族の人たちと一緒に生活することになりました。彼らについていろんなことが分かりました。彼らの言語を学び,フォークソングを聴くようになりました。一緒にいるのが楽しくなり,彼らに対する見方が変わりました。ふとしたことで以前の感情が湧いてきてしまうので,その少数民族のことを悪く言うニュースを見ないようにしています。彼らを笑いものにした映画やコメディー番組も見ていません。偏見にとらわれると,相手に怒りや憎しみを感じることさえあるんです」。

 

できること
特定のグループの人をひとくくりに考えないようにしましょう。自分の持つイメージがそのグループ全員に当てはまるわけではないからです。

自分が知っている情報には限りがあることを認めましょう。

信頼できる情報源から正確な情報を得るようにしましょう。