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何を話すか ~ 聖書

2021年09月15日 | 日記

 

何を話すか


言葉には,いやす力だけでなく,傷つける力もあります。

 

「軽率なひと言が剣のように刺すこともある。知恵ある人の舌は癒す」。
(箴言 12:18)

サタンの世では,苦痛を与える言葉を使うことが当たり前になっています。
多くの人は芸能界の影響を受け,「舌をさながら剣のように研ぎ」「苦々しい言葉」「矢」のように「ねらい定め」ます。
「彼らは,その舌を剣のように,とぎすまし,苦いことばの矢を放っています」。
(詩編64:3)

クリスチャンは,そうした有害な行ないを避けるべきです。
「苦々しい言葉」には,人をみくびったり非難したりする辛らつな皮肉が含まれます。
ユーモアのつもりで皮肉を言う人もいますが,不敬で侮辱的な皮肉は,クリスチャンが「除き去」るべきののしりのことばの一つです。
ユーモアは話の薬味ともなりますが,笑いを取ろうとして人を傷つけたり辱めたりする痛烈な皮肉を言ってしまわないよう,気をつけるべきです。

 

聖書はこう訓戒しています。

 

「腐ったことばをあなた方の口から出さないようにしなさい。むしろ,必要に応じ,どんなことにせよ築き上げるのに良いことばを出して,聞く人たちに恵みとなるようにしなさい」。
(エフェソス・エペソ 4:29,31)

イエスは「心に満ちあふれているものの中から口は語る」と教えました。
(マタイ12:34)

ですから,適切な言葉を選ぶことは心から始まります。言葉にはたいてい,他の人に対する本当の気持ちが表われます。
心に愛と思いやりが満ちていれば,積極的で築き上げる言葉が出てくるでしょう。



ふさわしい言葉を選ぶには,よく考えて判断することも必要です。
賢いソロモン王でさえ,「喜ばしい言葉を見いだし,真実の正確な言葉を書き記そうと」して,「熟考し,徹底的に調べ」ました。

「召集者(ソロモン)は自分が賢い者となったばかりでなく,さらに絶えず民に知識を教え,また,熟考し,徹底的に調べたのである。それは,多くの箴言をまとめるためであった。
召集者(ソロモン)は喜ばしい言葉を見いだし,真実の正確な言葉を書き記そうと努めた」。

(伝道の書・コヘレトの言葉12:9,10)

「喜ばしい言葉」がなかなか見つからないと思えるなら,語彙を増やしましょう。
1つの方法は,聖書や出版物の言葉の使い方に注意を払うことです。よく知らない言葉があれば,意味を調べましょう。
さらに,より重要なこととして,他の人の助けになるように言葉を用いる方法を学びましょう。神(ヤハウェ,エホバ)の初子について,こう記されています。
「主なる神は,教えを受ける者 の舌をわたしに与えてくださった。疲れた者を言葉をもって支えることを知るために。主(神)は朝ごとに呼び覚まし,わたしの耳を呼び覚まし,教えを受ける者のように聞くようにしてくださった」。
(イザヤ50:4)

 

時間を取って,何と言うかをよく考えるなら,ふさわしい言葉が見つかるでしょう。

 

「わたしの愛する兄弟たち,このことを知っておきなさい。すべての人は,聞くことに速く,語ることに遅く,憤る(怒る)ことに遅くあるべきです」。
(ヤコブ1:19)

 

こう自問しましょう。

「この言葉で,言いたいことが本当に伝わるだろうか。相手はどう感じるだろうか」。