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不安 押しつぶされないために Ⅱ~聖書

2019年12月22日 | 日記

 

【家族の問題】


ジャネットはこう述べます。
「父が死んで間もなく,夫から,ほかの女性と付き合っていると言われました。しばらくして夫は荷物をまとめ,予告もなく,さよならも言わずに,わたしと2人の子どもを置いて出て行きました」。
ジャネットは仕事を見つけたものの,住宅ローンを返済できるような給料ではありませんでした。
また,心配は経済面だけではありません。
こう言います。
「これから様々な責任を独りで背負わなければいけない,という気持ちに圧倒され,不安に押しつぶされそうでした。また,ほかの親と同じようには,子どもたちに十分なものを備えられないので,
罪悪感を感じました。今でも人の目が気になります。本当に結婚生活を続ける努力をしたのだろうかと思われていないか,心配です」。



祈りは,ジャネットが気持ちを落ち着かせ,神との友情を育む助けになりました。
夜の時間が一番つらいです。何もかも静まり返っていて不安な気持ちが大きくなります
祈ったり聖書を読んだりすると眠れます。好きな聖句は,『何事も思い煩ってはなりません。ただ,事ごとに祈りと祈願をし,感謝をささげつつあなた方の請願を神に知っていただくようにしなさい。そうすれば,一切の考えに勝る神の平和が,あなた方の心と知力を……守ってくださる』
というフィリピ 4章6,7節です。
祈りを通して神(ヤハウェ,エホバ)の平和を感じ,慰められた晩は幾度となくあります」

イエスは山上の垂訓で,「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです」
と述べました。(マタイ 6:8)
祈りに関するこの励ましの言葉は,どんな不安や思い煩いにも当てはまります。わたしたちに必要なのは,
神に願い求めることです。祈りは「神に近づ」くための主要な方法であり,祈るなら,「神はあなた方に近づいてくださいます」。
(ヤコブ 4:8)

祈りは,不安を吐露することで気持ちが楽になるだけではありません。
「祈りを聞かれる方」神(ヤハウェ,エホバ)は,信仰をもってご自分を求める人のために行動してくださいます。(詩編 65:2)
それでイエスは追随者たちに,「絶えず祈るべきであり、また失望しないように」と教えました。(ルカ 18:1)
神が信仰に報いてくださると確信して,導きと助けを求め続ける必要があります。
神が行動する力や願いを持っておられることを疑ってはなりません。
確信をもって「絶えず祈る」(テサロニケ第一 5:17)
ことにより,真の信仰を抱いていることを示せます。


「信仰を持つとはどういうことか」


信仰とは何でしょうか。
それは,神を人格的な存在として「知るようになることです」。(ヨハネ 17:3)
そのためにはまず,聖書から神のお考えを知る必要があります。
こうして,神がわたしたち一人一人をご覧になり,助けたいと願っていることを知ります。
とはいえ,真の信仰には,神について知る以上のことが含まれます神と敬意に満ちた友情関係を培うのです。
人との友情と同様,それは一晩で築けるわけではありません。神についてもっと知り,「その方の喜ばれることを行な」
い,その力強い助けを経験することによって,信仰は「増してゆく」のです。(コリント第二 10:15。ヨハネ 8:29)


ジャネットが不安に対処できているのは,こうした信仰によります。


ジャネットはこう語ります。
「どんな時にも神(ヤハウェ,エホバ)のみ手の働きを目にして,本当に信仰が強められました。わたしの家族は多くの不公正に直面し,対処できないと思うこともありました。
でも神(ヤハウェ,エホバ)によく祈ると,思いも寄らない方法で逃れ道が備えられました。感謝の祈りをささげると,神(ヤハウェ,エホバ)がわたしのためにどれほど多くのことをしてくださったのかに気づかされます。神(ヤハウェ,エホバ)はふさわしい時に,多くの場合,ちょうど良いタイミングで必ず助けてくださいます。また,真の友も与えてくださいました。クリスチャンの兄弟姉妹たちです。いつもわたしを支え,子どもたちの良い手本となってくれています」。