性的暴力について知っておきたいこと(パート1の2: 身を守る)
できること
前もって考えておく。もしだれかが ― たとえ恋人や親戚であっても ― 無理やり性的接触を持とうとしてきたらどうするかを,前もって考えておきましょう。
エリンという若い女性は,圧力を受けるいろいろな状況に備えて,起こりそうな場面でどう対応するかを予行演習しておくことを勧め,こう言っています。
「そんなの大げさだと感じるかもしれませんが,実際の場面で効果があると思います」。
聖書のアドバイス: 「あなた方は,自分の歩き方をしっかり見守って,それが賢くない者ではなく賢い者の歩き方であるようにし……なさい。今は邪悪な時代だからです」。
「それで,自分の歩み方をしっかり見守りましょう。賢くない人ではなく賢い人のように歩み,時間を有効に使ってください。今は悪い時代だからです」。
(エペソ・エフェソス 5:15,16)
考えてみよう: もしだれかに不快な仕方で触られたら,どうしたらいいだろうか。
その場を去る方法を決めておく。RAINNはこう勧めています。
「友達や家族と合い言葉を決めておくなら,不快に感じた時に電話をかけ,一緒にいる人に知られずにその状況を伝えられる。そして,友達か家族に迎えに来てもらうか,その場を去る口実を作ってもらうことができる」。
最初から危険な状況を避けるなら,悲しい思いをしないですみます。
聖書のアドバイス: 「災いを見て身を隠す者は明敏である。しかし,経験のない者たちは進んで行って,必ず報いを身に受ける」。(箴言 22:3)
考えてみよう: 自分はその場を去るためのどんな方法を決めているだろうか。
その場を去る方法を決めておきましょう
・境界線を決めて,しっかり守る。だれかとデートする場合,どういう行動がふさわしくてどういう行動がふさわしくないかを,その人と話し合っておきましょう。
もしその人が,境界線を決めるなんてくだらないと考えるようなら,あなたの価値観を尊重してくれる別の人と付き合ったほうがいいでしょう。
聖書のアドバイス: 「愛は……みだりな振る舞いをせず,自分の利を求めません」。
「愛は辛抱強く,親切です。愛は嫉妬しません。愛は自慢せず,思い上がらず,下品な*振る舞いをせず,自分のことばかり考えず,いら立ちません。愛は傷つけられても根に持ちません」。
(コリント第一 13:4,5)
考えてみよう: 自分はどんな価値観をもっているだろうか。どんな行動はふさわしくないだろうか。
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