聖書に出てくる女性たちから何を学べますか Ⅹ
マルタ
どんな人? マルタはラザロとマリアの姉妹で,3人ともエルサレムの近くの村ベタニヤに住んでいました。
何をした人か マルタはイエスと親しく,イエスは「マルタとマリアとラザロを愛して」いました。
「イエスはマルタとマリアとラザロを愛していた」。
(ヨハネ 11:5)
マルタは人をよくもてなしました。イエスが家を訪問した際,マリアはイエスの話を聞いていましたが,マルタは家事で忙しくしていました。
マリアが手伝ってくれないことで不満を述べると,イエスはマルタの見方を優しく正しました。
『さて,一行は進んでいき,イエスはある村に入った。そして,マルタという女性がイエスを客として家に迎えた。マルタにはマリアという姉妹がいたが,マリアは主イエスの足元に座って,主が話すのをずっと聞いていた。
一方,マルタはもてなすための種々の用事に気を取られていた。そして,イエスの所に来て,言った。「主よ,マリアが私だけに用事をさせていることを何とも思わないのですか。手伝うよう言ってください」。
主は答えた。「マルタ,マルタ,あなたは多くのことに気を使って心をかき乱されています。でも,必要なのはわずかなもの,というより1つだけです。マリアは良いものを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません」』。
(ルカ 10:38~42)
ラザロが病気になった時,マルタとマリアはイエスに来てほしいと頼みます。イエスがラザロを癒やせることを信じていたからです。
「この姉妹たちは人を遣わしてイエスに次のように伝えた。『主よ,あなたが愛情を抱いている者が病気です』」。
(ヨハネ 11:3,
「そしてマルタはイエスに言った。『主よ,もしここにいてくださったなら,私の兄弟は死ななかったでしょう』」。
(ヨハネ 11:21)
しかしラザロは死んでしまいます。マルタはイエスとの会話を通し,聖書の復活の約束と,ラザロを生き返らせるイエスの能力に対する確信を表しました。
『マルタはイエスが来ると聞いて会いに行ったが,マリアは家で座っていた。そしてマルタはイエスに言った。「主よ,もしここにいてくださったなら,私の兄弟は死ななかったでしょう。 でも,あなたが求めるどんなことも神がかなえてくださると今でも信じています」。イエスは言った。「あなたの兄弟は生き返ります」。マルタは言った。「終わりの日の復活の時に彼が生き返ることは知っています」。 イエスは言った。「私は復活であり,命です。私に信仰を抱く人は死んでも生き返ります。そして,生きていて私に信仰を抱く人は皆,決して死ぬことがありません。このことを信じますか」。 マルタは言った。「はい,主よ。あなたがキリスト,神の子で,世に来ることになっていた方だと信じています」。
(ヨハネ 11:20~27)
学べる教訓
マルタは勤勉に人をもてなしました。アドバイスを進んで受け入れ,人々の前で自分の気持ちや信仰について語りました。