大事なことのために時間を取る
「残された時は少なくなっている」。
「兄弟たち,私は次のことを言います。残された時は少なくなっています。今後,妻がいる人は妻がいない人のようになってください」。
(コリント第一 7:29)
「プールで跳び回って水をはね飛ばしていても,泳いでいることにはならない」と,マイケル・ルボーフは「ワーキング・スマート」(英語)という本の中で書いています。
つまり,何かをすることと,価値ある事柄を実際に成し遂げることには,違いがあります。先週を振り返ってみてください。何のために時間を取りましたか。何に忙しくしていたでしょうか。本当に大切に思っている事柄のためにもっと時間を取る必要がありますか。
今の慌ただしい時代についてイエスが予告した点を考えましょう。イエスによれば,今の体制が終わりに近づき,神の義の新しい世が間近になると,弟子たちは忙しくなります。何をするのでしょうか。神の「王国のこの良いたより」を宣べ伝えるのです。イエスはさらに,大多数の人が忙しくて耳を傾けない,とも言いました。日常の事柄で頭がいっぱいなのです。
そしてイエスは,忙しくて王国の音信に注意を払わない人は滅びることになる,と述べました。
「そして,王国の良い知らせは,全ての国の人々が聞けるように世界中で伝えられます。それから終わりが来ます」。
(マタイ 24:14)
「人の子の臨在の時はちょうどノアの時代のようになります。洪水前のその時代,ノアが箱船に入る日まで,人々は食べたり飲んだり,結婚したりしていました。そして,洪水が来て全ての人を流し去るまで注意しませんでした。人の子の臨在の時もそのようになります」。
(マタイ 24:37~9)
「同じく,ちょうどロトの時代のようなことが生じます。人々は食べたり,飲んだり,買ったり,売ったり,植えたり,建てたりしていました。しかし,ロトがソドムから出た日に天から火と硫黄が降って全ての人を滅ぼしました。 人の子が現れる日も同様です」。
(ルカ 17:28~30)
イエスの予告どおり,多くの人は「忙しい」と言って,聖書の良いたよりを退けます。でも是非,忙しい生活の中から時間を取って,神の王国について聖書が述べる事柄をお調べになるようお勧めいたします。
神が人類のために用意している祝福について学んでください。そして,聖書の音信を聞いてそれに留意することは時間を取るだけの価値がある,とお考えになりますように。
それは本当に大事なことなのです。