みなさま、こんにちは。
プラチナって高価なもの?
なにも貴金属のことではありません。
日本企業の労働環境と業績の関連について、日経新聞が分析したお話です。
残業時間の減少などで、働きやすさは高まったが、労働環境の改善が会社の成長につながっているかということ。
働き方改革の施行から5年、この4月から、医療分野でも医師の働き方改革が始まったところですね。
SWOT分析のような表になりました
この表からわかるように、働きやすく、かつ働きがいがある企業を「プラチナ企業」といい、業績も高い。
社員のやる気が高まると生産性が上がり、業績も向上するのはよくわかる。
その真逆は「ブラック企業」。
では、働きやすいが働きがいは低い「ホワイト企業」と、
働きやすさは低いが働きがいがある「モーレツ企業」と、どちらの業績がいいか?
売上伸び率で言うと、モーレツ企業の方が伸びが大きかったそうで、
社員の「働きがい」を高めることが重要だという結果。
慶応大の前野教授の話では、日本からは長い間、「健全なやる気」が失われていたと。
モーレツ過ぎでもない、気楽過ぎでもない、
個人が、「健全なやる気」と「やりがい」をもって働ける状況を作る事が求められているようです。
以前お話した、従業員のエンゲージメントとロイヤリティですね。
「働きがい」を高めるときには、組織の在り方が重要で、
上意下達のピラミッド型より、お互いを尊重し合う調和型組織の方が、
共通の目標に向かって皆が楽しみながら働けるので、経営層の理念が浸透しやすいとも。
佐久総合病院HPより
多職種連携医療のイメージ
ただ、医療業界の中でも特に小規模クリニックは、院長を頂点としたピラミッド型でないと実際には機能しません。
しかし、医療全体が、多職種がそれぞれの専門性を発揮しながら連携するチーム医療に変わってきているように、
当院でも、それぞれの職種で、
「個々が持つ専門性や個性を発揮しつつ、足りないところはお互いがカバーし合えればいい」
という考え方が根底にあります。
「足りないところは誰かにカバーしてもらう~」 その典型例は私です!
そのお話は、また明日にでも…。