先日、引退を表明し、9月24日に引退試合に出場した千葉ロッテの井口資仁内野手が来季の千葉ロッテ監督就任が濃厚であるらしい。
球団が23日までに監督就任を正式要請し、選手としてNPBで日本一、MLBでもワールドチャンピオンを経験した井口選手も受諾する方向。MLBを経験した日本選手が監督に就任するのは初になる模様。
率直な意見としては、今回の件も含め、NPBはフロントの素人的運営が丸出し。巨人・高橋監督就任の経緯もそうだが、監督としての能力を全く無視し「選手達の間でリーダーシップがある」などという理由をこじつけて、チームの管理能力よりも現役時代の論功行賞的ニュアンスが未だ強いんだなぁ~と感じてしまった。
他にも監督候補として挙げられていた千葉ロッテOBでもあるフリオ・フランコ氏は現在KBOロッテ・ジャイアンツのコーチを勤めている。フランコ氏は現役指導者であり監督就任については井口選手よりも適任であるのは明白である。フランコ監督のもとで帝王学を学んでから井口監督就任の流れの方が理にかなっていると思うのだが…商業的な要素で井口氏選手引退→即監督就任に持ち込んだ感が強い。
しかし、井口資仁内野手が監督に就任した場合、引き続き背番号「6」を使用するという報道には少々心躍った。
NPBに限って言えば監督の背番号と言えば70番代、80番代が一般的である。しかし、もともと監督の背番号に決まったルールはなく、MLBでは監督が一桁の番号や現役時代に背負っていた番号など、NPBでは「プレイヤーズナンバー」と思える番号を監督が背負っているということが多々ある。NPBでも2015年に就任した阪神・金本監督の「6」や巨人・高橋監督の「24」のように現役時代に背負った番号を着用する監督も見受けられるようになった。
これは、監督の背番号が自由化されたと言うよりは、現役時代の背番号のままのほうがグッズの売り上げはいいという商業的戦略もあるだろう。
さらに偉大なる貢献をし引退した選手の背番号を引き継ぐには荷が重いということで、その背番号がしばし空番になる可能性が高い(今で言うと三浦大輔投手が背負った横浜の「18」、東京ヤクルトの名捕手だった古田敦也元監督の「27」等々)。しかし、現在、選手に付与すべき一桁及び二桁背番号は飽和状態であまり空番が多くはない。それなら、監督には現役時代の背番号をそのまま着用してもらい、付与できないような空番が発生することを避けるたいとする球団の事情も垣間見れる。
上記のような理由で球団主導になるだろうが、ありきたりの70番代、80番代の背番号だけでなく、若い背番号を着用する監督が増えてくるのは一桁背番号の投手のように視覚的に楽しくていいかもしれない。
【過去にNPB監督が背負ったいわゆる「若い背番号」】
【1】
鶴岡一人(グレートリング/1946)
吉田義男(阪神/1975~1977)
王貞治(巨人/1984~1988)
テリー・コリンズ(オリックス/2007~2008)
【2】
山下実(阪急/1938~1939途、1940~1940途)
小玉明利(近鉄/1967)
ボビー・バレンタイン(千葉ロッテ/2004~2009)
レオ・ドローチャー(太平洋クラブ/1976)※病気のため実際に指揮はとれず
【3】
長嶋茂雄(巨人/2000~2001)
【6】
中西太(西鉄/1962~1969途)
金本知憲(阪神/2016~)
井口資仁?(千葉ロッテ/2018~)
【8】
山本浩二(広島/2001~2005)
【9】
松木謙治郎(大阪・阪神軍/1936~1941、1950)
【10】
藤村富美男(大阪・阪神軍/1946、1955途~1956)●1955年は監督代行
宇野光雄(大毎/1962)
【11】
村山実(阪神/1969~1972、1988~1989)
【12】
広瀬叔功(南海/1978~1979)
江藤愼一(太平洋クラブ/1975)
【14】
西村正夫(阪急/1943)
【15】
苅田久徳(セネタース・翼軍/1938~1940)
【16】
川上哲治(巨人/1959~1964)
【18】
若林忠志(大阪・阪神軍/1942~1943、1947~1946)
【19】
野村克也(南海/1968~1977、東北楽天/2006~2009)
【20】
杉下茂(中日/1959~1960)
【21】
伊藤勝三(大東京/1936)●NPB選手兼任監督第1号
【23】
藤本英雄(巨人/1946~1946途)
【24】
稲尾和久(西鉄、太平洋クラブ/1966~1972)
高橋由伸(巨人/2016~)
【25】
井野川利春(阪急/1940)
別当薫(毎日/1952途~終了、1954~1956)
【27】
古田敦也(東京ヤクルト/2006~2007)
谷繁元信(中日/2014~2016)
【30】
上田利治(阪急、オリックス/1971~1978, 1981~1990)
【33】
若林忠志(毎日/1953)
長嶋茂雄(巨人/1993~1999)
【34】
金田正一(ロッテ/1973~1978、1990~1991)
【35】
湯浅禎夫(毎日/1950)
※1950年代までは「30」は一般的に監督の背番号だったため、その当時の監督は除外
※1944年は背番号の使用禁止、1945年は活動中止
※まだまだ確認できていない監督もあるため、今後も加筆予定
逆に主力選手なのに大きい番号をマイナンバーにしていく選手もカッコいいと思う。
「41」の渡辺久信さん【西武】、「44」のランディ・バース【阪神】、「46」の本多雄一内野手【福岡ソフトバンク】、「47」の工藤公康さん【西武、福岡ダイエー、巨人、横浜】、「49」のウォーレン・クロマティ【巨人】、「50」の攝津正投手【福岡ソフトバンク】、「51」のイチローさん【オリックス】、「52」の川崎宗則内野手【福岡ダイエー・福岡ソフトバンク】、「53」の赤星憲広さん【阪神】、「55」の大豊泰昭さん【中日、阪神】、「55」の松井秀喜さん【巨人】、「55」の秋山翔吾外野手【埼玉西武】、「59」のバルビーノ・ガルベス【巨人】、「60」の門田博光さん【南海】、「60」の中村剛也内野手【埼玉西武】、「64」の田之上慶三郎さん【福岡ダイエー・福岡ソフトバンク】、「66」の斉藤和巳さん【福岡ダイエー・福岡ソフトバンク】、「70」の田上秀則さん【福岡ソフトバンク】、「77」のトニー・バティスタ【福岡ソフトバンク】、「85」のラスティングス・ミレッジ【東京ヤクルト】、「90」の田口麗斗投手【巨人】、「94」の原口文仁捕手【阪神】、「99」の井上一樹さん【中日】、「99」の張誌家さん【西武】 等々
※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)
球団が23日までに監督就任を正式要請し、選手としてNPBで日本一、MLBでもワールドチャンピオンを経験した井口選手も受諾する方向。MLBを経験した日本選手が監督に就任するのは初になる模様。
率直な意見としては、今回の件も含め、NPBはフロントの素人的運営が丸出し。巨人・高橋監督就任の経緯もそうだが、監督としての能力を全く無視し「選手達の間でリーダーシップがある」などという理由をこじつけて、チームの管理能力よりも現役時代の論功行賞的ニュアンスが未だ強いんだなぁ~と感じてしまった。
他にも監督候補として挙げられていた千葉ロッテOBでもあるフリオ・フランコ氏は現在KBOロッテ・ジャイアンツのコーチを勤めている。フランコ氏は現役指導者であり監督就任については井口選手よりも適任であるのは明白である。フランコ監督のもとで帝王学を学んでから井口監督就任の流れの方が理にかなっていると思うのだが…商業的な要素で井口氏選手引退→即監督就任に持ち込んだ感が強い。
しかし、井口資仁内野手が監督に就任した場合、引き続き背番号「6」を使用するという報道には少々心躍った。
NPBに限って言えば監督の背番号と言えば70番代、80番代が一般的である。しかし、もともと監督の背番号に決まったルールはなく、MLBでは監督が一桁の番号や現役時代に背負っていた番号など、NPBでは「プレイヤーズナンバー」と思える番号を監督が背負っているということが多々ある。NPBでも2015年に就任した阪神・金本監督の「6」や巨人・高橋監督の「24」のように現役時代に背負った番号を着用する監督も見受けられるようになった。
これは、監督の背番号が自由化されたと言うよりは、現役時代の背番号のままのほうがグッズの売り上げはいいという商業的戦略もあるだろう。
さらに偉大なる貢献をし引退した選手の背番号を引き継ぐには荷が重いということで、その背番号がしばし空番になる可能性が高い(今で言うと三浦大輔投手が背負った横浜の「18」、東京ヤクルトの名捕手だった古田敦也元監督の「27」等々)。しかし、現在、選手に付与すべき一桁及び二桁背番号は飽和状態であまり空番が多くはない。それなら、監督には現役時代の背番号をそのまま着用してもらい、付与できないような空番が発生することを避けるたいとする球団の事情も垣間見れる。
上記のような理由で球団主導になるだろうが、ありきたりの70番代、80番代の背番号だけでなく、若い背番号を着用する監督が増えてくるのは一桁背番号の投手のように視覚的に楽しくていいかもしれない。
【過去にNPB監督が背負ったいわゆる「若い背番号」】
【1】
鶴岡一人(グレートリング/1946)
吉田義男(阪神/1975~1977)
王貞治(巨人/1984~1988)
テリー・コリンズ(オリックス/2007~2008)
【2】
山下実(阪急/1938~1939途、1940~1940途)
小玉明利(近鉄/1967)
ボビー・バレンタイン(千葉ロッテ/2004~2009)
レオ・ドローチャー(太平洋クラブ/1976)※病気のため実際に指揮はとれず
【3】
長嶋茂雄(巨人/2000~2001)
【6】
中西太(西鉄/1962~1969途)
金本知憲(阪神/2016~)
井口資仁?(千葉ロッテ/2018~)
【8】
山本浩二(広島/2001~2005)
【9】
松木謙治郎(大阪・阪神軍/1936~1941、1950)
【10】
藤村富美男(大阪・阪神軍/1946、1955途~1956)●1955年は監督代行
宇野光雄(大毎/1962)
【11】
村山実(阪神/1969~1972、1988~1989)
【12】
広瀬叔功(南海/1978~1979)
江藤愼一(太平洋クラブ/1975)
【14】
西村正夫(阪急/1943)
【15】
苅田久徳(セネタース・翼軍/1938~1940)
【16】
川上哲治(巨人/1959~1964)
【18】
若林忠志(大阪・阪神軍/1942~1943、1947~1946)
【19】
野村克也(南海/1968~1977、東北楽天/2006~2009)
【20】
杉下茂(中日/1959~1960)
【21】
伊藤勝三(大東京/1936)●NPB選手兼任監督第1号
【23】
藤本英雄(巨人/1946~1946途)
【24】
稲尾和久(西鉄、太平洋クラブ/1966~1972)
高橋由伸(巨人/2016~)
【25】
井野川利春(阪急/1940)
別当薫(毎日/1952途~終了、1954~1956)
【27】
古田敦也(東京ヤクルト/2006~2007)
谷繁元信(中日/2014~2016)
【30】
上田利治(阪急、オリックス/1971~1978, 1981~1990)
【33】
若林忠志(毎日/1953)
長嶋茂雄(巨人/1993~1999)
【34】
金田正一(ロッテ/1973~1978、1990~1991)
【35】
湯浅禎夫(毎日/1950)
※1950年代までは「30」は一般的に監督の背番号だったため、その当時の監督は除外
※1944年は背番号の使用禁止、1945年は活動中止
※まだまだ確認できていない監督もあるため、今後も加筆予定
逆に主力選手なのに大きい番号をマイナンバーにしていく選手もカッコいいと思う。
「41」の渡辺久信さん【西武】、「44」のランディ・バース【阪神】、「46」の本多雄一内野手【福岡ソフトバンク】、「47」の工藤公康さん【西武、福岡ダイエー、巨人、横浜】、「49」のウォーレン・クロマティ【巨人】、「50」の攝津正投手【福岡ソフトバンク】、「51」のイチローさん【オリックス】、「52」の川崎宗則内野手【福岡ダイエー・福岡ソフトバンク】、「53」の赤星憲広さん【阪神】、「55」の大豊泰昭さん【中日、阪神】、「55」の松井秀喜さん【巨人】、「55」の秋山翔吾外野手【埼玉西武】、「59」のバルビーノ・ガルベス【巨人】、「60」の門田博光さん【南海】、「60」の中村剛也内野手【埼玉西武】、「64」の田之上慶三郎さん【福岡ダイエー・福岡ソフトバンク】、「66」の斉藤和巳さん【福岡ダイエー・福岡ソフトバンク】、「70」の田上秀則さん【福岡ソフトバンク】、「77」のトニー・バティスタ【福岡ソフトバンク】、「85」のラスティングス・ミレッジ【東京ヤクルト】、「90」の田口麗斗投手【巨人】、「94」の原口文仁捕手【阪神】、「99」の井上一樹さん【中日】、「99」の張誌家さん【西武】 等々
※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)