自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

台湾代表の新ユニフォームがカッコイイ!!!

2017-11-15 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
2005~2008、2011~2013年にアジア・クラブチャンピオンを決める大会として開催された「アジアシリーズ」は商業的不振等様々な理由から形骸化した状態になっているが、個人的には国際的クラブ対抗戦として大好きだった大会だった。それだけに実質中止になった現状は非常に残念である。

その代替というわけではないだろうが、NPB、CPBL、KBO主催にて各国の代表が参加する「アジア プロ野球チャンピオンシップ/亞洲職棒冠軍爭霸賽」の第1回大会が11/16~19に東京ドームにて開催される。(但しフル代表ではなく参加資格は24歳以下またはプロ野球球団入団3年目以内、及びオーバーエイジ枠が各チーム3名可)

国家代表戦はWBC、及びWBSCプレミア12が開催されているので然程目新しくもなく、アジアシリーズのようにクラブ対抗戦でないのは残念ではあるが、新たな国際試合の大会が開催されることは嬉しく思っている。私は11/17(金)開催の台湾代表対韓国代表の試合を観戦予定である。

日本代表はWBC終了後から新たなユニフォームが採用されたが(サプライヤーがミズノからアシックスに変更)、注目は何と言っても台湾代表の新しいユニフォーム


ホーム用は2009~2014年まで埼玉西武が採用していたユニフォーム、ビジター用は1993~2004年まで福岡ダイエーが採用していたユニフォームの様で、なにはともあれシンプルで美しい!!!

ホーム用(#1 陽岱鋼)





遠目からだと胸番号が見えないね。いっそのこと胸番号は削除した方が更にシンプルになっていいかも。

ビジター用(#17 陳冠宇)




近年ではCPBL各球団のユニフォームは洗練された印象を受けたが、代表のユニフォームもそのいい流れに乗った形である。

台湾代表のキャップホーム用ビジター用ユニフォームは長らく台湾の事実上の国旗である「青天白日満地紅旗」カラー、すなわち青・赤・白が配色されていたが、CPBLが主導する初めての国際大会に向け日本の野球メーカー「ハイゴールド」の台湾向け新ブランド「ALUKA」とコラボレーションし、新たなユニホームを作成。黒と白を基調としたデザイン、「台湾」の「T」を強調した新たな「CT」のロゴ、台湾固有種の「台湾犬」を使ったチームロゴなどは、いずれも斬新だ。(過去の日本代表のようにプロ主体の代表ユニフォームは新ユニフォーム、アマチュア主体の代表チームは従前のユニフォームの可能性もあるが。参照はこちら

スポーツの世界にも露骨に干渉してくる北京政府の圧力により国際大会では「台湾」の国名を使用できず妥協案として「Chinese Taipei(中華台北)」という訳の分からない呼称を強要されている台湾ではあるが、今回のプライマリーマークには「Chinese Taipei」と併記ではあるが、堂々と国名の「TAIWAN(臺灣)」が記載されていることは非常に喜ばしい!

※参考までにこんな記事もありました。


日本代表、韓国代表と比較するとかなり豪華なメンバーで構成されている今回の台湾代表であるが、何と言っても一番の注目はCPBL史上2人目(台湾人選手としては初)の三冠王に輝き、2年連続4割を記録した王柏融(ワン・ボーロン/Lamigo桃猿隊)外野手!さらにNPB在籍選手の陽岱鋼(ヤン・ダイガン/巨人)、陳冠宇(チェン・グァンユウ/千葉ロッテ)、吳念庭(ウー・ネンティン/埼玉西武)からも目が離せない。【欲を言えばCSで大活躍だった宋家豪(ソン・チャーホウ/東北楽天)も追加徴収されたら嬉しかったなぁ~】

#9 王柏融 外野手


#1 陽岱鋼 外野手


#17 陳冠宇 投手


#5 吳念庭 内野手


他にも日本と「縁」のある選手も多く、陳傑憲(チェン・ジェシェン/統一獅隊)は岡山県共生高校で、吳念庭の1年後輩である。俊足巧打の1番打者として、チームの年間安打記録を更新し、シーズン終盤まで王柏融と首位打者、最多安打を競ったほか、リーグ2位の17盗塁をマークした。王鴻程(ワン・ホンチォン/中信兄弟)は、陽岱鋼と同じ福岡第一高の出身で、日本経済大、2015年はBCリーグ・石川ミリオンスターズでプレー。また内外野を守れ、打撃もいい陳品捷(チェン・ピンジェ/富邦悍將隊)は昨年から今年にかけて四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックス在籍。投手の羅國華(ロ・グオファ/富邦悍將隊)は今年の上半期に四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスでプレー。朱俊祥(ヂュウ・ジュンシィァン/Lamigo桃猿隊)は、今シーズンLamigoの2軍投手コーチを務めた杉山賢人氏(現埼玉西武)に指導を受けた。

#24 陳傑憲 内野手


#60 王鴻程 投手


#13 陳品捷 内野手


#71 羅國華 投手(上段は高知時代)




#16 朱俊祥 投手



また、日本戦先発予定の林樺慶(リン・ファチン/Lamigo桃猿隊)は、2015年のオフに千葉ロッテの秋季キャンプに参加。当時の落合英二コーチ、小林雅英コーチを介し、石川歩のシンカー、大嶺祐太のスプリットを学んだ。今年の台湾シリーズで、シリーズ記録となる1試合8打点をマークした内野手の林承飛(リン・チォンフェイ/Lamigo桃猿隊)も同年、千葉ロッテの秋季キャンプに参加している。

#15 林樺慶 投手


#6 林承飛 内野手


このほか、クローザーの陳禹勲(チェン・ユーシュン/Lamigo桃猿隊)は、千葉ロッテのほか、CPBL兄弟象隊など6カ国でプレーした小林亮寛氏が経営する施設で、オフに自主トレを行っている。

#21 陳禹勳 投手


他に注目選手としては、今シーズン.351、17本塁打、77打点の好成績を記録し若き4番としての任務を果たした蘇智傑(スー・ジージェ/統一獅隊)、今季いずれもリーグ2位となる27本塁打、83打点を記録した朱育賢(ジュウ・ユィシェン/Lamigo桃猿隊)等々か。

#32 蘇智傑 外野手


#85 朱育賢 内野手


CPBLは今大会のためにライブ配信アプリとコラボレーションし、オーディションで12人組のチアガール「棒球女孩(ベースボールガールズ)」を選抜。東京ドームで行われる本大会には、この「棒球女孩」から4人、CPBL4チームから各1名、合計8名のチアガールが参加する予定。このほか、CPBLの各チームの応援団も参加予定となっており、東京ドームで台湾プロ野球の「応援文化」を楽しむこともできる。台湾からの観戦ツアーも組まれており、多くの台湾人ファンの来場も期待され、こうしたファンとの交流も国際大会の醍醐味である。

アジアの頂点を狙える戦力が揃った今回の台湾代表がこの美しいユニフォームをまとい東京ドームで躍動する姿を観戦するのが待ちきれない!

※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)