韓国歴史ドラマを見て朝鮮王朝史に興味を持つようになりました。(歴史好きの歴女ではありますが)
イルジメ 一枝梅 の時代背景。
ヨン(イ・ギョム)の父が属していた天友会が、追放する事になる
15代王光海君(クァンへグン)1608年即位 について。
14代宣祖の側室の次男で、幼い頃より利口で頭の回転もよく速くから王室の中でも注目されていた。(宣祖の最初の正室に子供がなかった)
1592-1598と2回豊臣秀吉の侵略を受けた際、王世子(次の王位を継ぐ王子)として明の援軍を受け侵略阻止に活躍した。(結果は秀吉の死で倭軍が撤退する)
その後、明と清の戦いに巻き込まれることになる。明に援軍を求められ拒むことができずに総大将に期を見て降服するよう指示し援軍を出す。荒廃した国土を立て直すことを優先的に考えていたことによる指示であった。(明朝の劣勢で清に降伏する)
光海君を擁立していた北人派は、国内において王権の維持のため、反対する者達を容赦なく粛清していたこともあり、反対派の西人派にとって清への降伏は許せないことであった。1623年、反対派の西人派は14代宣祖の孫で光海君の甥にあたる綾陽君(ヌンヤングン)を擁しクーデターを起す。綾陽君が即位し仁祖王(インジョ)となる。
ヨン(イ・ギョム)の父が加入する天友会(ドラマでの)が起こしたクーデターの10年後位からドラマは始まっています。
西人派・北人派(東人派の分派)について
4代世祖王以降朝廷内の権力を掌握していた勲旧派(フングパ)という文臣グループに対抗する形で生まれた士林派(サリムパ)という、中央政界に進出してきた地方出身者の派閥。共に親明で大義名分にやかましい朱子学派。
(参考 歴史物語 朝鮮半島 朝日新聞社刊)(次回へ続く)
訂正 土林派を士林派に訂正しました。09.8.13
イルジメ 一枝梅 の時代背景。
ヨン(イ・ギョム)の父が属していた天友会が、追放する事になる
15代王光海君(クァンへグン)1608年即位 について。
14代宣祖の側室の次男で、幼い頃より利口で頭の回転もよく速くから王室の中でも注目されていた。(宣祖の最初の正室に子供がなかった)
1592-1598と2回豊臣秀吉の侵略を受けた際、王世子(次の王位を継ぐ王子)として明の援軍を受け侵略阻止に活躍した。(結果は秀吉の死で倭軍が撤退する)
その後、明と清の戦いに巻き込まれることになる。明に援軍を求められ拒むことができずに総大将に期を見て降服するよう指示し援軍を出す。荒廃した国土を立て直すことを優先的に考えていたことによる指示であった。(明朝の劣勢で清に降伏する)
光海君を擁立していた北人派は、国内において王権の維持のため、反対する者達を容赦なく粛清していたこともあり、反対派の西人派にとって清への降伏は許せないことであった。1623年、反対派の西人派は14代宣祖の孫で光海君の甥にあたる綾陽君(ヌンヤングン)を擁しクーデターを起す。綾陽君が即位し仁祖王(インジョ)となる。
ヨン(イ・ギョム)の父が加入する天友会(ドラマでの)が起こしたクーデターの10年後位からドラマは始まっています。
西人派・北人派(東人派の分派)について
4代世祖王以降朝廷内の権力を掌握していた勲旧派(フングパ)という文臣グループに対抗する形で生まれた士林派(サリムパ)という、中央政界に進出してきた地方出身者の派閥。共に親明で大義名分にやかましい朱子学派。
(参考 歴史物語 朝鮮半島 朝日新聞社刊)(次回へ続く)
訂正 土林派を士林派に訂正しました。09.8.13