グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

GNRHS Modeller’s Pages No.47

2009年08月31日 | グレートノーザン歴史協会
グレートノーザン歴史協会(GNRHS)の会報に同封されてくるモデラー向けの別冊です。今年72歳になられるDuane Buck氏が編集者を勤められています。(同氏は、一昨年の総会でGNRHSの会長にも選任されています)
 内容は、「モデリング・コメント」、「新製品紹介」、「模型用写真」、「モデリング・プロジェクト」、「Q&A」等です。
 まず、ジェネラルコメントで、総会のときのモデルコンテストについて述べられています。また、モデルレイルローダー誌2009年5月号の「ディーゼル時代のグレインオペれ^ション」についても言及されています。
 モデリング・プロジェクトでは、ライオネルの昔の貨車やカブースの写真が満載です。
 Q&Aでは、いつも通り大量の質問に答えられています。
 最後のページは、SD45とU-33-Cのモデル(HO)の写真です。


GNRHS会報 2009年6月号

2009年08月30日 | グレートノーザン歴史協会
グレートノーザン鉄道歴史協会の会報「Great Northern GOAT」は、年4回発行されます。2009年6月号が到着しましたので、ご紹介します。
 まず、表紙は、鉄鉱石を満載してスペリオール湖に面したダルースにあった鉱石ドックに向かう列車です(写真上)。メサビ鉱山からの鉄鉱石をオアカーで運び、ドック上の線路からドックに落とし、それを鉱石船に積み込んで製鉄所まで運びます。なお、表紙裏、裏表紙には、鉱石ドックやメサビ鉱山の写真が満載で、私も初めて見る写真もありました。
 さて、内容ですが、まずは鉄鉱石の積み出しヤードであるケリーレークの歴史が書かれています。また、ケリーレークからドックのあるAllouezまでの鉄鉱石輸送について書かれた書籍の紹介もあります。
 
表紙裏 1943年3月の雑誌広告です。


裏表紙裏 ドックの入り口から先を眺めたところです。


F45ディーゼル機関車がホテルに

2009年08月26日 | グレートノーザン歴史協会
グレートノーザン鉄道のメッカと言われるアイザックウォルトンインに新しい「部屋」ができるそうです。これは、ビッグスカイブルーのディーゼル機関車を部屋にするというものです。元は、グレートノーザンではなく、サンタフェ鉄道のF45でしたが、ビッグスカイブルー塗装に441号機のナンバリングで生まれ変わりました。F45の中には、寝室、バスルーム、暖炉、バー、リビングルーム等が作られるようです。ただし運転席はそのままとされます。今年10月中旬にオープンする予定とのこと。「ロコモティブ・スイート」のお泊りは1泊299ドルだそうです。


上の写真です。
http://www.railpictures.net/viewphoto.php?id=294840&nseq=0

室内の図面


BNSFで搬送中のビデオです。
http://www.youtube.com/watch?v=HD2TUcpnpsg

アイザックウォルトンイン
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/59bc0d1bf7c24f3be8a9bd4f2580085a

gngoatから転載します。
A former Santa Fe F45 takes on a new life as Great Northern 441. Filling the next number slot of GN F45s, the 441 is heading for the Izaak Walton Inn in Essex, Montana to become a locomotive cabin. The “unit” will feature sleeping quarters, bathroom, fireplace, bar and living area. The cab is intact with all the controls. Okay, so it isn’t a real GN unit, but at least can you admire Great Northern "Big Sky Blue" paint and party in the unit too! GN 441 should be open to the public in mid-October of 2009. GN 441 was at BNSF’s Galesburg service facility on Saturday August 22, 2009.

In case anyone's interested, the locomotive suite will be $299 per night stay and there is a three night minimum reservation. They must be made and paid in full 45 days prior to check-in date, with no refunds upon cancellation.

(ちょっと脱線)国際鉄道模型コンベンション(番外編)

2009年08月24日 | ちょっと脱線
 コンベンションにいくと、つい衝動買いしてしまったり、欲しくなったりするものがあります。(上の写真は、KATOのブースのプレゼンです。)

1. バー銀座パノラマで売っていたお箸と箸おき(写真)。お箸は日本橋の川上商店、箸おきは美濃焼きの隆月窯の作品です。定価は二つセットで15000円ほどでしたが、ラストセールでは・・・。つい買ってしまいました。



2. トミックスのブースにあった「鉄道むすめ」のコンテナ。これは売れそうな感じがします。


3. 某社のブースにあったナローの小レイアウト。G&D鉄道を思い出すようなウイットがあります。


(ちょっと脱線)国際鉄道模型コンベンション(JAM)

2009年08月23日 | ちょっと脱線
 ビックサイトで開催中の国際鉄道模型コンベンションに行ってきました。日曜日と言うこともあり、大変な人出でした。早めのお昼は、駅弁コーナーの「いちご煮めし」(八戸駅)にしたのですが、直後に売り切れ続出と言った状況でした。カンボジアに赴任していたため、コンベンションは3年ぶりくらいでしたが、結構楽しくて3時間も歩き回ってしまいました。
http://www.jam.gr.jp/convention2009/

八戸駅の駅弁「いちご煮めし」。うにやあわびイクラの入った豪華版です。


 会場で見つけたグレートノーザンは、以下ご参照ください。
1. NAMRACのレイアウトで走っていたビッグスカイブルーのディーゼルの牽く貨物列車(もちろん最後尾は真っ赤なGNカブース)


2. 屋外で見つけたアスターホビーのライブスチームの蒸気機関車「S-2」。なお、アスターホビー社のブースにも「特価。最後の1台」との札が付いている1台がいました。

3. グレートノーザンでは無いのですが、JMLCのレイアウトにあった鉱山と鉱石ドックのモジュール。船が鉱石船でないのがちょっと残念。


その他で、目を惹いたのは、
1. ディディエフ社のブースにあった、「昭和の銀座」。懐かしいです。

2. 関東学院のレイアウト。江ノ電モチーフですが、そのごちゃごちゃ感がたまりません。


ダルースのパノラマ写真

2009年08月18日 | 一般
 スペリオール湖に面したダルースの西側のパノラマ写真です。Orerailからの話題です。中央には鉱石ホッパー、向こう岸には列車が止まるヤードも見えます。その一方で、緑豊かな住宅街と3面ある芝生のきれいな野球場(3面とも試合の真最中!)、かなたに見える手付かずの自然と、アメリカらしいだだっ広い空間が広がっています。
 こんな小さな写真じゃそんなところまで見えないと、お嘆きの方は、下記のアドレス(オリジナルサイズ)をじっくりご覧ください。
http://www.flickr.com/photos/dan_mackey/3704150446/sizes/o/

ナイトフォトセッション

2009年08月17日 | 実物・車両
 ナイト・ミュージアムと言う映画がはやっていますが、NRHSコンベンションの期間中にスペリオール湖鉄道博物館(LSRM)では、夜の写真撮影会があったそうです。90名ほどが参加したそうですが、何両かの撮影対象のうちの1台が、GNの400号機「ハッスルマッスル」でした。ちょうど塗り替えが終わったところでしたので、模型のようないい艶がライトに映えています。

http://www.railpictures.net/viewphoto.php?id=293999

プルマンパレス客車

2009年08月14日 | 模型・車両
 GN初心者さんからのご質問への回答です。

Q:記事にあったround houseのpullman palace、素敵ですね。JackさんはKATOの室内灯を入れておられるとのことですが、内装はどうしておられるのでしょうか?何かいいアイディアなどあれば教えていただければと思います。

A:小生の客車には、インテリアは装備していません。残念ですが、ぴったりすぐに付けられるインテリアがあるかは不明ですが、ワルサーのカタログには、昔から目を惹かれるインテリア(洗面所等も含めて)が満載ですから、今は良いものがあるのかもしれません。最近のMRH News Letter 2009.8にもRapido社の細密な客車インテリアの写真が出ていました。
 なお、グレートノーザン鉄道歴史協会が出しているモデラーズページには、シャワー室や床屋まで再現したオリエンタルエキスプレスの作例(HO)が発表されています。

ラウンドハウスのプルマンパレス客車 2008.7.17
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/s/%A5%D1%A5%EC%A5%B9

GNRHS Modeler's Page No.45 2009.3.27
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/6ce2525a177f437a9e1be648832059a8

MRH News Letter 2009.8
http://vps880.inmotionhosting.com/~modelt5/assets/documents/newsletter/MRH_August_2009_News.pdf

鉱石車(オアカー)

2009年08月12日 | 模型・車両
GN初心者さんからのご質問への回答です。

Q1:今度は記事にあったOre Carについてなのですが、M3、N2で26両ぐらい引かせておられるのは壮観でしょうね。私もこんなに沢山はひかせられませんが、是非欲しいもののひとつです。
記事のものはそれぞれ味があると思いますが、一番気に入っておられるもの、あるいは、評判の良いもの、は、記事にあるもの、ないもの、含めてどれでしょうか?どうしても急ぐ必要はなく、売り切れなら再生産を待ちますので、売り切れ品でもかまいません。
(何がよいのかいっぱいあってちょっと迷ってしまいます・・・72両は我が家には多すぎで・・・出来ればウエザリングなしのものがいいのですが・・・)
記事を読むかぎり Walthers社の長方形サイドタイプの鉱石車 (多分932-4402?)が
このモデルが、「ミネソタタイプ」の鉱石車を一番忠実にモデル化しているといわれています。また、デティールも一番細かく、ブレーキ装置等もきちんとつけられています。
とあってベストのような気がしますが、いかがでしょうか?

A1:私が鉱石車で一番好きなのは、ラウンドハウスのスロープサイド(写真)です。ただ古いモデルなので、走らせるのによいのはワルサーの製品となります。なお、ワルサーの製品はCNがプロトタイプらしく、グレートノーザンの鉱石車の必ずしも正確なモデルではありません。なお、各社のモデルについては、下記をご参照ください。

モデルパワー 2007.7.9
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/bef63a25030cc63e5c202bea9df375aa
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/b03b3185b2d07aad5bfe297f114ba2b9

ワルサー タコナイト 2007.4.26
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/65fa77ce9a0f13144bfdeab9dd28c2c5

ワルサー 2005.5.19
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/a414838b35560e59f9e2eed0b00a1233

ラウンドハウス レクタンギュラー 2005.5.18
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/79992389e6bade6e2906fd84e5f71c9c

ラウンドハウス スロープ 2005.5.17
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/e962c8dcce33897dbe48af734466d0d9


Q2:それと、これらのOre Carでは 
One pair of working knuckle couplers (or optional horn-hooks) are included for the end cars, with dummy couplers for all intermediate cars.
となっていますけど、KDカプラーの開放機能などを用いて入れ替え作業をする場合、この4両はセットで切り離せず、4両セットの前後にのみKDをつけられるのでしょうか?(12両セット何かだとどうなるのだろうかと思ってしまいます。)
教えていただければ幸いです。

A2: 12両セット、4両セットの場合、中間はドローバーで、両端だけKDタイプとなってます(手元にモデルが無いのですが、両端も中間車も、モデルに違いは無いので、KDタイプもつけられるはずです)。なお、オアカーは、短いボギー車なので、モデルでも急カーブやポイントでも走行性能はよい(あまり脱線しません)です。

カブースの分類

2009年08月09日 | 実物・車両
GN初心者さんからの質問への回答です。

Q:とりあえずもう一つお尋ねしたいのですが、たとえばX-155とかX-128とか番号が分かっている場合にどんな形のカブースか調べる方法をご存知でしたら教えていただければ助かります。

A:GN初心者さん、カブースは奥が深いのですが、とりあえずは、GNエンパイアのページをご覧ください。また、ちょっとお金はかかりますが、グレートノーザン鉄道歴史協会の会員になるのもお勧めです。あと、ヤフーグループのgngoatのメンバーになるといろいろ質問できます(英語ですけど)。ちなみに写真はX-181です。

GNエンパイア(カブース分類)
http://www.greatnorthernempire.net/GNECabooseSeries.htm

グレートノーザン鉄道歴史協会
http://www.gnrhs.org/

gngoat
http://groups.yahoo.com/group/gngoat/

ご挨拶

2009年08月01日 | 一般
 早いもので、カンボジアを離任する日がやってきました。2007年11月からカンボジアで仕事をしてまいりましたが、昨日日本に戻ってまいりました。カンボジアでもこのブログ「グレートノーザン鉄道」をこれまで続けてこられましたのも、皆様の暖かいご支援があってのことと深く感謝しております。
 引き続き、ブログ「グレートノーザン鉄道」をご愛顧賜れば幸甚に存じます。

なお、小生がカンボジアで書いておりました別ブログ「カンボジア経済」はこちらをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh