グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

ストリームラインエンパイアビルダーの誕生日

2006年02月25日 | 実物・歴史
 gngoatの話題ですが、一昨日(2月23日)は、オマハオレンジとプルマングリーンに金色のストライプを走らせたストリームラインエンパイアビルダーの59回目の誕生日でした。1947年の登場当時の状況はこのブログの8月19日版「Wood’s Book翻訳:第5章 オリエンタルリミテッドとエンパイアビルダー(その11)」をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/edab6e5400831fd63111623299b8bb21
 昨年から、Walthersがこのエンパイアビルダーを模型化するとの話も出ていますが、残念ながら、その後の情報は得られておりません。

P.S. 私事で恐縮ながら、明日から出張の予定のため、本ブログの書き込みは、少々お休みします。引き続きよろしくお願いいたします。

ボックスカーNo.11875-17999

2006年02月24日 | 実物・車両
 Great Northern Goat 2005年12月号に同封されていたReference Sheet No.331で紹介されていた記事です。グレートノーザン鉄道のボックスカーについては右に出るもののないStaffan Ehnbom氏の投稿です。この記事では、11875-11879シリーズ、11880-11887シリーズ、12000-12249シリーズ、12500-12999シリーズ、13000-13499シリーズ、14000-14999シリーズ、15000-15549シリーズ、17300-17999シリーズに分けて詳しく説明されています(うーん、あまり違いが良く分からないという声も聞こえそう)。しかし、様々な塗装の実車の写真も掲載されていて興味深いものがあります。
 最後にこのシリーズの模型の紹介があります。Front Range社のACF40フィートボックスカー、Sunshine社、Red Caboose社の模型が適切な模型として紹介されています。作例としては、Details West社の部品とChamp社のデカールをを使ったプロトタイプに忠実な模型が紹介されています。

ファーゴ駅舎

2006年02月23日 | 実物・歴史
 Great Northern Goat の2005年12月号に同封されていた、reference sheet No.330で紹介されていたグレートノーザン鉄道ファーゴ(Fargo)旅客駅舎(パート2)です。このシートでは、駅舎の歴史が細かく紹介されています。また、駅舎の図面、写真も豊富です。特にこの駅舎は大きな時計塔で有名なのですが、時計を動かすメカニズムの写真もあって目を引きます。歴史に目を移すと、この駅舎は1907年に建設され、1986年まで使用されていました。その間、1983年には、国の歴史的建造物の指定を受けています。1991年には、解体の憂き目にあいそうになりますが、地元のファーゴ歴史協会や歴史保存ナショナルトラスト等の活動により、何とか生き残ります。その後、リノベーションされ、何度かオーナーは変わりながらも、この記事が書かれた2004年まで、Great Northern Restaurant & Breweryとしてビール醸造設備を持ったレストランとして使用されているとのことです。2007年には100周年を迎えるこの駅舎が末永くこの町で生きた歴史遺産として活用されていくことを願ってやみません。

GNRHS Modelers’ Page No.33

2006年02月22日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン歴史協会(GNRHS)の会報に同封されてくるモデラー向けの別冊です。今年70歳になられるDuane Buck氏が編集者を勤められています。(同氏は、今年の総会でGNRHSの会長に選任されています)
 内容は、「モデリング・コメント」、「新製品紹介」、「模型用写真」、「モデリング・プロジェクト」、「Q&A」等です。
 今号で注目すべき記事は、Railway Classicsが1900年から1940年をプロトタイプとしたトラスロッドカブースを発売する模様ということです。また、Precision ScaleはM-2(2-6-8-0)のキットを発売するとのことです。
 また、GNRHSのコンベンションで出品された模型の写真が掲載されています。今号では、「What If」が面白いカテゴリーです。様々な機関車やカブースが、違う時代の塗装をされていたらというコーナーです。エンパイアビルダー塗装のF45とか、ビッグスカイブルー塗装のSW1000とかC44-9Wとか、ちょっと好ましいコーナーです。貨車のコーナーでは、木材積みのトレーラーを載せたTOFCフラットカーをDuane Buck氏が出品していて眼を引きます。
 Modeling Projectでは、Proto2000のGP9のデティールアップが取り上げられています。

GNRHS会報 2005年12月号

2006年02月21日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン鉄道歴史協会の会報「Great Northern GOAT」は、年4回発行されます。ちょっと遅れてしまいましたが、2005年12月号をご紹介します。
 まず、表紙(写真)は、1949年のグレートノーザン鉄道のグリーティングカードです。可愛いGoatサンタです。なお、会報の中にも、Goatたちが、E-7、F-7に牽引されるエンパイアビルダー色のスムースサイド客車をお祝いするカードが掲載されています。
 内容は、新しく会長に就かれたDuane Buck氏の挨拶や、1955年のエンパイアビルダーのドームコーチの中の写真等が目を引きます。
 ちょっとびっくりしたのは、For Saleの欄に、シアトル公園に置かれていた「本物」の蒸気機関車F-8 No.1246号機が、3万ドル(約360万円)で売りに出ていたことです。
 この他、別冊の「モデラーズページ」、「レファレンスシートNo.331 Box Car Numbers 11875-17999」、「同No.332 The GN L-Class Mallets」、「同No.333 Great Northern Fargo Passenger Depot PartII」が同封されていました。

サーカスカー(続報)

2006年02月20日 | 模型・車両
 gngoatに問い合わせていたところ、以下のような回答を頂きました。塗装は、グレートノーザン鉄道が実施した試験塗装を概ね再現するようですが、ボックスカー自体は、流用品で正確さに欠けるようです。ボックスカーに詳しくないので、今一歩意味が不明ですが、屋根(本来は対角線型、アサーンは四角パネル)、エンド(本来は改良型ドレッドノート、アサーンは初期型)、ドア(本来は改良型、アサーンは初期型)等が、違っているようです。
下記の原文は、Staffan Ehnbom氏の投稿です。写真は文中に出ている18007です。

The Models are 40' all steel, but everything else is different. Roofs are rectangular panel (GN: diagonal), ends are 4/5 early dreadnaught (GN: improved dreadnaught), the Youngstown doors are early (GN: improved).Only the 18007 has a correct (Superior) door, which seems to show that they care to the small extent that they do have something that is correct. The side sill shape of the double door cars is different. And the single door cars are twelve panel cars best modeled by the Intermountain car.

S-2の誘惑

2006年02月19日 | 模型・車両
 さかつう様からメールを頂いたこともあり、巣鴨駅そばのさかつう様に、Broadway Limited Importsのブラス蒸気機関車S-2(4-8-4)を見に行かせていただきました。煙室扉をはじめ、キャブ屋根天窓、サンドドームハッチまで開閉式という凝ったつくりです。グレーシャーパーク塗装のグリーンは思ったよりも明るい感じを受けます。走らせて頂いて、いいなぁと思ったのは、大口径のスポーク動輪の向こうに見える透け透けの台枠でした。もちろんサウンドも楽しめました。ますます苦悩が深まる今日この頃です・・・。

(ちょっと脱線)中尾 豊氏の本

2006年02月18日 | ちょっと脱線
 とれいん3月号増刊「鉄道模型人1 造形 私のアルバム 中尾 豊」を立ち読みしました。とれいんらしく、4,600円という値段なので、すぐには手が出ません。中尾 豊氏といえば、私にとっては、TMS誌上で、アダチのD51を組み上げていく記事が思い出されます。私もあの記事に刺激を受けて、D51をベースにした自由形アーティキュレテッド(テンダーの下にブースターをつけた、2-8+8-0)を作りました。
 本の内容は、意外なことにGゲージの庭園鉄道がメインです。鉄道模型人という言葉がぴったりだと思いました。

サーカスカー

2006年02月16日 | 実物・車両
 以前にも一度話題になりましたが、アサーンからグレートノーザン鉄道のサーカスカーが発売されます。実物は、グレートノーザン鉄道が1956年に試験塗装した10種の40フィートボックスカーです。詳細は、GNRHSのページをご参照ください。写真はNo.19038、小生が気に入っているオマハオレンジの塗装です。
http://www.gngoat.org/circus_boxcars.htm
 アサーンでは、まず5種類を発売し、残りの5種類を6月に発売する予定とのことです。
http://www.athearn.com/Newsletter/020706/40box_GN_2_020706.jpg
 gngoatに問い合わせ中ですが、模型がまだ発売されていないため、プロトタイプに正確かどうかは、これからのようです。
 なお、さかつう様から、さかつうニュースでもご案内頂いております。

科学教材社

2006年02月13日 | 一般
 通りすがりでしたが、科学教材社に久しぶりに寄ってみました。ここは、昔からのお店で、しかも鉄道模型とラヂオ系がごっちゃになっているので、独特の雰囲気です(モデルスイモンさんみたいな、きれいなスーパーマーケット系のお店の対極ですね)。でも、KATOの米国型を置いてあったりして、米国型ファンはちょっとうれしいです。Nゲージの新品も置いてあるのですが、実験系やラヂオ系のジャンクも多いですし、奥のほうには、もう何十年もたっていそうなマッハカラーが箱ごとおいてあったりします。
 ちなみに、しっかりしたHPもお持ちです。写真は、その名も「レア品、メーカー生産完了品」と名付けられたページの中の一品「蒸気エンジンボイラー付(マニア向け)」(マニア向けというところが、ちょっと怖気づかせます)で、解説には、「オシレーチングエンジン(首振りエンジン)銀ロ-仕上げのボイラーの組み合わせ。」とあります。
http://www.kagakukyozaisha.co.jp/front/rare.html
 何か掘り出し物が出てきそうなお店です。

1年前の注文が突然・・・

2006年02月08日 | 模型・車両
 1年前にアメリカの1st Place Hobbiesに発注していた注文が突然動き出し、発送されたとの通知が来ました。6点発注していたのですが、1品揃わず、ずっとホールドされていたので、当方もすっかり忘れていました。アメリカの模型屋さんは、いい加減というべきか、律儀というべきか、まったく難しいところです(思わず、ワークスKさんのブログに掲載中の50年前の国鉄技師訪米記を連想して、にやり)。
 ちなみに注文していたのは、Woodland Scenicsの車とフィギュアのセット(写真)やAccurailのリーファー等です。
ttp://www.1stplacehobbies.com/cgi-bin/prod.asp?pn=785-5530&x=12&y=16

カブースのマーカーライトの色

2006年02月07日 | 実物・車両
(日曜日に)引き続き、マーカーライトのお話です。原文は、Peter Bowers氏の投稿です。カブースについては、通常は、前と横が緑、後ろが赤だそうです。また、通貨列車を側線で待つときは、後ろを緑にします。
でも、最後の文章の意味が正確には良く分かりません。
ちなみに当社のカブースX-314は、マーカーライトを点灯式としています(写真)
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/0346335a4c9289c7f55744f1ec5b040a

Green to the sides and front and red to the rear was normal indication on
most railways I believe. Lanterns swivel so green is displayed to the rear
when a train is clear of the main track and is going to be passed.. On two
or more tracks a train going against the current of traffic and when
operating on freight tracks with the current of traffic displayed one
lantern green on the side between the tracks and red to the outside.
Peter Bowers

(ちょっと脱線)君の瞳に乾杯

2006年02月06日 | ちょっと脱線
 今日は、NHK衛星で「カサブランカ」を見てしまいました。イングリッド・バーグマンの美しさは、本当にもう素敵ですね。ボギーの、恋に破れた男の「男らしさ」も好きです。
 「君の瞳に乾杯」・・・Here's looking at you, kid.の名訳ですね。
 「時の流れるままに(As time goes by)」も名曲です。サムが、最初に歌うフレーズが印象的です。
You must remember this
A kiss is just a kiss, a sigh is just a sigh.
The fundamental things apply
As time goes by.

今日は、ちょっとセンチメンタリスト(君は情にもろいね)になっております。