グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

(ちょっと脱線)KLIA エキスプレス

2006年03月31日 | ちょっと脱線
 今回、クアラルンプール国際空港エキスプレス(KLIAエキスプレス)に乗車する機会がありました。これは、マレーシアの首都クアラルンプールの中央駅からクアラルンプール国際空港までを28分で結ぶ直通特急列車です。クアラルンプールは、日本の政府開発援助を利用して作られた近代的な空港です。日本語表示もあって分かりやすくなっています。中央駅も同様に日本語表示があり、それに従って行くと、駅構内に航空会社のチェックインカウンターもあって便利です。15分間隔で運行しており、成田空港アクセスよりよっぽど便利です。運賃は35マレーシアリンギ(約1000円)です。なお、ホームは、東京の地下鉄南北線と同様にホームドア方式になっているので、ホームからは列車の写真が撮れません。写真は、車内の風景です。

(ちょっと脱線)クアラルンプールのモノレール

2006年03月30日 | ちょっと脱線
 マレーシアの首都、クアラルンプールの中心街をモノレールが走っています。2両編成で3~5分間隔で走っています。車体はラッピング広告で、各編成ごとに表情が異なります。運転士ワンマン運転です。朝夕は相当に込み合います。運賃は30円から60円くらいです。道路の上に作られているため、カーブがきつく、スピードが今一ですが、社内はクーラーも効いていて、清潔です。

On30 不思議の国のアリス

2006年03月25日 | On30
On30 不思議の国のアリス

 ホームがさびしかったので、人形を探していたのですが、秋葉原の食玩コレクション屋さんで、このアリスを見つけました(ちなみに「食玩」とは、いわゆるお菓子のおまけです。これを集めるのが趣味の人も多いようです。最近は、おまけがメインでお菓子がおまけになっているものも多いようです。鉄道ものもあります)。ちょっとスケール的には大きいのですが、まあ目立つ存在ですし、良しとしてます。キャラクターとしては、ディズニーの「不思議の国のアリス」からのものと思いますが、秋葉原で見つけたものなので、出自は不明です。

On30 展望車 No.14

2006年03月24日 | On30
 バックマンのトレインセット最後の1両は展望車です。コーチとほぼ同じ車体ながら、洗面室部分には、飾り擦りガラスを表現し、展望室部分のインテリアは、ちゃんとソファーになっています。こういうところに、しっかり手をかけているところを見つけると、TMSでよく使われていた「好ましい」という言葉を思い出します。
 展望テラスには、凝ったつくりの手すりと、グレートノーザン鉄道の丸いエンドマークを掲げています。
 なお、客車の台車は、すべて日本で言うとTR23に似た感じの台車を履いています。カプラーはケーディータイプです。

On30 コーチ No.224

2006年03月23日 | On30
 バックマンのトレインセットに入っていた1両です。いかにもDRG&W風の感じを醸し出してます。
 トラスロッド付の木造車ですが、プラスチック製なので、G&D鉄道のようにスウェイさせるわけには行きません。
 なお、この客車シリーズで、いまだに不明なのが集電方式です、台車はプラスチック、特に集電シューらしきものも見えません。軸受け部分から集電しているのでしょうか?

(ちょっと脱線)WBC優勝おめでとう!

2006年03月22日 | ちょっと脱線
感動しました。本当に。久々に。
汚い審判にも負けず、アメリカ有利に作られたルールにも組み合わせにも負けず、良くぞ勝ってくれました。日経新聞スポーツ欄では、これは「忠臣蔵だ」と書いていたコラムもあったほどですから。久しぶりに野球を1回表から9回裏までしっかりと見て、選手と同じようなプレッシャーや不安、安堵や喜び、そして試合の流れも感じることができました。本当におめでとう。

ちなみに小生は結構な野球ファンですが、親の代からのスワローズファンです。なんといっても「国鉄スワローズ」ですから。
http://www.sainet.or.jp/~nishizak/swallows/qa.html
もご参照ください。
ちなみに球団旗は、しっかりスワローマークでした。写真は、1953-54年のマークです。
http://homepage2.nifty.com/rbc/flagyakultswallows.htm

On30 郵便荷物合造車 No.126

2006年03月21日 | On30
 バックマンのトレインセットに入ってきた木造ダブルルーフの郵便荷物合造車です。一目見るとDRG&Wの客車がプロトタイプではないかと思います。しかし、オレンジとグリーンのエンパイアビルダー塗装に、幕板にGreat Northernの黄文字ロゴが入るとしっかりグレーとノーザン鉄道の車両となっています。郵便荷物室側にはしっかり「US Mail」のレタリングがあり、郵便車であることを主張しています。
 模型としても、いい出来です。荷物室の扉は開放式(!)ですし、室内インテリアも完備、室内灯も中央1灯ですが点灯します。

On30 蒸気機関車 No.948 (2-6-0)

2006年03月20日 | On30
 バックマンのトレインセットに入っていた蒸気機関車です。もちろん、グレートノーザン鉄道には、プロトタイプらしき機関車は見つかりません。しかし、ちょっと色調を抑え気味のグレーシャーパーク塗装、サンドドームに書かれたG.N.の白文字、テンダーにしっかり刻まれたGoatのロゴと、どう見てもグレーとノーザンに仕上がっています。
材質はプラスティックとは思えず、金属製のように感じます。ディテイルも値段の割には(失礼!)しっかりしてます。特にマーカーライトが気に入ってます。前照灯も点灯式です。また、パイピング等も別付けパーツです。
なお、走りは完璧で、スムースでかつ低音で客車3両+貨車5両を楽々牽いて走り回っております。

On30の世界

2006年03月19日 | On30
 小生、一時期On30(Oスケールで線路は16.5mm)にもはまっておりました。始まりは、ニューヨークに行ったときに、Train Worldという模型屋さんに行ったところ、グレートノーザンのOn30のトレインセットのセール品を見つけてしまったことでした。蒸気機関車(2-6-0)、荷物合造車、客車、展望車の列車セットに、エンドレス分のレール、更にパワーパック、説明ビデオテープまでついて、なんと100ドルちょうど(定価は300ドルくらいだと思います)だったのです。思わず買ってしまったのですが、結構大きいパッケージだったのに飛行機内に持ち込んだりして、苦労して持って帰ってきました。その後は、グレートノーザン鉄道の貨車、シェイ、ストラクチャー等を少しずつ買い集めてきました。
 今日から、ひとつずつご紹介したいと思います。今日の写真は、最初に買ったバックマンのトレインセットです。


(ちょっと脱線)新しいパソコン

2006年03月16日 | ちょっと脱線
 子供たち用にパソコンを買い換えました。これまでは、2001年に買ったNECを使っていたのですが、調子が悪くなってきていたところでした。しかし、買い替えの発端は、iPodでした。iPodを買おうとしたところ、Windows Meには対応してないといわれてしまい、XPにバージョンアップするには何万円もかかるらしいので、いっそ買い換えましょうということになったのです。今回は、ヨドバシに行って、メモリー512MB、ハードディスク40GB以上(実際は80GB)、無線LAN内臓で、なるべく安いものを探したところ、東芝ダイナブックとなりました。横長画面で、画面がとてもきれいです。価格は14万円ちょっとでしたが、20%のポイントに加え、パソコン関連用品を何でももうひとつ買えば(USBメモリーを買いました)5000円引きという結構いい条件でした。20%のポイントで一気にiPod nanoも買い揃えて、子供たちはハッピーだったようです。なお、各種初期設定は、子供にやらせたところ、七転八倒してました。これも良い経験でしょうか?

「黄色い」オアカー(タコナイト用鉱石車)

2006年03月14日 | 実物・車両
「黄色い」オアカー(タコナイト用鉱石車)

 F'Trackさんからのコメントで、「黄色いオアカー」という題名で頂きました。GN(だけではないのですが)には、大きく分けて2種類のオアカーがあります。ひとつは、昔からの良質の鉄鉱石を運ぶ普通のオアカーです。もうひとつは、良質の鉄鉱石が枯渇するようになってから、鉄鉱石を粉砕して固めてペレットにした「Taconite」用のオアカーです。タコナイトは、良質の鉄鉱石より軽いので、旧来のオアカーより多くの体積を1両のオアカーで運べるため、オアカーの上部を延長して積載量を増やしたものが、タコナイト用オアカーです。GNの場合、タコナイト用オアカーは、この上部延長部分を黄色く塗って区別していたのです。ちなみに、黄色く塗ってあるのは、オアカーの片側(南側)のみです。
 最近、ずっと欠品となっていたWalthersのGNタコナイトオアカーが再生産となりました。詳細は、Walthersのページをご覧ください。
http://www.walthers.com/exec/productinfo/932-4559
 なお、まもなくワンランク上の「Gold Line Series」も3月末には発売される予定の模様です。(写真)
http://www.walthers.com/exec/productinfo/932-4562

蒸気機関車Lクラス

2006年03月13日 | 実物・車両
 グレートノーザン歴史協会(GNRHS)のGreat Northern Goat の2005年12月号に同封されていたReference Sheet No.332に掲載されている特集記事です。この号では、グレートノーザン鉄道にとって初めてのマレー式蒸気機関車であるLクラス(L-1とL-2:2-6-6-2)について、その誕生から運用、そしてその最後までを詳細に記述しています。巻末には、Lクラスの蒸気機関車の一覧表が付いています。多くの機関車は、1906年から1908年に製造され、1922年から1926年にかけて、貨物用機関車のO-5、O-6に改造されています。
 模型についても記述があります。最初の量産機は、1957年のUnited(Atlas Industries, Japan)製のL-2、128両。次が、1978年の天賞堂製のL-1、200両(塗装は黒)。更に、天賞堂は、翌年、グレーシャーパーク塗装のL-1、300両を生産します。(天賞堂Bookによると、双方ともL-2と記載されていますが、天賞堂Bookに写真が掲載されている1901号機と1906号機は、共にL-1に分類される号機であり、写真の形態もL-1ですので、L-1とするのが正しいところかと思います。ただし、スーパーヒーターを追加され、L-1Sと呼ばれていた機種です。)

(ちょっと脱線)映画「耳をすませば」

2006年03月10日 | ちょっと脱線
 今日は、テレビで久しぶりに「耳をすませば」を見ました。宮崎作品の中では、あまり目立たない小品です。ちなみに、主人公の女の子のお姉さんが使っているのは「ワープロ」(死語)です。まだ、携帯電話のない時代。
 久しぶりに見たのですが、感動しました。主人公の女の子が突然「目覚めて」物語を書き始めるところが好きです。「あの子、何やってるのかしらね。」と言われるくらいに。1995年にこういう話を映画にするのは、やっぱり先見の明ありですね。ナンバーワンよりオンリーワンの世界を。
 「歳をとると説教くさくていかんなぁ。」とか「あなたは素敵です。」とか「その石はあなたにふさわしい。」とか給う、おじいちゃんも素敵です。F’Trackさんは、こんなかっこいい人なんじゃないかなぁとか思ってしまいます。

鉄鉱石ドック(再掲)

2006年03月09日 | 実物・歴史
2004年11月6日にワークスKさんの掲示板に書かせていただいた記事です。

今週、アマゾンに発注していた”Great Northern Railway Ore Docks of Lake Superior Photo Archive”が届きました。この本は、クレート・ノーザン鉄道にとって重要な貨物であった鉄鉱石をオアカーから鉄鉱石運搬船に積み替える施設である鉄鉱石ドックを紹介したものです。鉄鉱石はミネソタ州北部のメサビ鉱山で採掘され、グレートノーザン鉄道のオアカーに載せられてスペリオール湖沿岸のスペリオール市南東のAllouezのヤードに運ばれ、この鉄鉱石ドックでオアカーから鉄鉱石運搬船に積み替えられて五大湖経由運ばれていくことになります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1583880739/qid=1099661504/sr=1-12/ref=sr_1_0_12/249-7818691-4453946#product-details

この世界最大の鉄鉱石積み替えドックの存在は、Four Ways West Publications発行の”Great Northern Equipment Color Pictorial Book Two – Freight Cars”のオアカーのところに掲載されている写真で知りました。
http://www.fourwayswest.com/gnequipvol2.html

しかし、それ以外にはほとんど情報がなく、奥歯にものが挟まった状態が長く続いておりました。今回入手したこの本は、まさにこのドックの全てが、多数の写真とともに解説されており、とても嬉しいとともに、こういう非常にマイナーな本が出版されるアメリカの懐の深さにも驚かされます。

模型では、HOスケールで、Walthers Cornerstone Series から “Ore Dock” として製品化されています。いつぞやの鉄道模型ショウで新額堂さんのブースでかなりの割引価格で手に入れておりました。
http://www.walthers.com/exec/productinfo/933-3065

また、このモデルに欠かせないオアカーは、Walthersで製品化されていますが、手に入りにくい状況です。
http://www.walthers.com/exec/productinfo/932-4402

ただ、良質の鉄鉱石が採れにくくなった後のタコナイト用のオアカーは、再生産されています。黄色い警戒塗装が目印です。
http://www.walthers.com/exec/productinfo/932-4559

鉄鉱石運搬船もHOスケールで模型化されています。もっとも模型でも長さが1.5m以上になりますが。
http://www.resinunlimited.com/

このドックは、非常に巨大で、衛星写真でも確認できます(衛星写真は1997年撮影)。真ん中の3本の黒い線状のものがドックです。拡大すると線路も確認できます!
http://terraserver.microsoft.com/image.aspx?t=1&s=12&x=718&y=6464&z=15&w=1

(この衛星写真のサイトは、鉄道模型フォーラムで紹介されていたものです。)
しかし、現在のヤフーのデジタル地図では、このあたりは埋め立てられています。(昨年2003年までは線路とドックが残っていたのですが)
http://maps.yahoo.com/maps_result?multipleCityState=SUPERIOR%2C+MI&Get%A0Map=Get+Map&csz=SUPERIOR%2C+MI&country=us

できれば、頑張って、ドックの模型を完成させて、オアカーと運搬船も並べてみたいものです。


鉄鉱石ドック 空撮写真

2006年03月08日 | 実物・歴史
 小生は、Yahoo! Group Ore Railにも参加しています。このグループの話題です。まず、グレートノーザン鉄道のウィスコンシン州Allouezにあるスペリオール湖に面した鉄鉱石ドックの良い空撮写真が手に入りました。1984年のカラー写真です。なお、ドックの長さは700mくらいあります。
http://www.rrpicturearchives.net/showPicture.aspx?id=303524
 その後、いろいろな投稿がありましたが、総合すると、スペリオール湖に面して作られた多くの鉄鉱石ドックは役目を終えていますが、その解体には莫大なお金が必要なため、なんとeBayで売りに出ていたり、住宅に変えようとのアイデアや、博物館にしようとのアイデアが出ているようです。Ore Railでは、「いっそ我々で買っちゃいましょう」みたいな投稿もありましたが。(アメリカらしいスケールの大きな話です)