OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●ジモティが『垢ぬけ』しないことの考察。

2024年09月04日 | 社会風刺

地元、地元と『地元愛』を唱える人が『一定数』いる。彼らの行動範囲は『基本が5km四方』と狭い。一言で表せば『中学時代の校区』で『すべてがまかなわれている』。交友関係も『基本は中学時代の先輩後輩同級生』。地元愛こそあれど『中身は、狭い人間関係の相互監視、ムラ社会の維持』である。行政も、そこらをまったくわかっていない。能天気な年配者も『若者が地元に残るのはいいことだ』と、いろんな面で『誤解』している。ムラ社会に暮らす以上は『みんな仲良く』せざるを得ないし『嫌われる勇気』など無縁である。むしろ、嫌われたら『死刑宣告』を受けるようなものなのが『ジモティの掟(おきて)』でもあるのだ。

【写真:地元にある『こんな風景』に、ジモティはまったく興味がない】

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◆ジモティは『中学時代の地続きな人間関係こそが大事』なのだと。

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要するに『小さくまとまっている』だけである。

 

今でこそ、ジモティにもスマホの普及率が『ほぼ100%』になったが、

使われ方自体『ガラケーのときと、あんまり変わっていない』。

せいぜい、メールがLINEに置き換わった、そんな程度である。

 

iPhoneなんか、いらんやないか!?

ま、せいぜい『ゲーム』とかで『レスポンスがいい』といった具合だ。

ところが、ジモティが『いつメン(いつものメンバー)』と会ったとき、

『オレ(あたし)も、とうとうiPhoneユーザーデビューや!』と、

最新のiPhoneを披露すると『おまえもやるやんけ』と盛り上がる。

 

彼らは、狭い交友関係内での『やるじゃん!』が大事なのだ。

 

・戸建ての家をフルローンで買って

・残クレでアルファードやエルグランドを買って

・中学時代のツレを『お・も・て・な・し』したい

・いつメンの集まりは『いつものファミレス』か『マクド』と相場が決まっている

・祭りの保存会にも入っているが郷土愛より『先輩後輩関係で仕方がなく』だ

 

上昇志向など、ほとんどないばかりか『ドロップアウト』『あきらめモード』。

 

テキトーにショッピングモールには出かけるが、

お目当ては『併設されたコストコ』がメイン。

家族で『アル・グラ(アルファードやエルグランド)』で出かける。

しかし『人慣れ』していないから、すぐに『疲れた』と地元に戻る。

 

ほとんど、5km四方で『コト足りる生活』だから、電車に乗れない。

 

・そもそも、切符の買い方すらわからない

・こういうことは、妻の方が少し長けているから、妻に切符を買ってもらう

・スマホを持っていても、グーグルマップすら使えない

 

行動範囲が『5km四方』だから、1人での移動は『125ccバイク』。

 

・かつては『50cc』で十分だったが、バイク業界にハメられ125ccに

・軽のミニバンで十分なのだが、ジモティ仲間を乗せたくアル・グラ

・なんせ『オマエもやるやんけ』と言われるのが唯一のステイタス

 

ジモティのことを、年配者は一定の評価をしている。

 

その多くが『早計』や『誤解』だ。

ジモティが『祭りの保存会』に参加しているからと、

年配者は『郷土愛が蘇って、いいことだ」とかぬかす。

 

ジモティは、単に中学時代の『ツレや先輩後輩関係を維持したいだけ』。

 

ジモティを『さんざん、こきおろした』のだが。

意外と、ジモティは『地元経済を支える優良消費者』でもある。

ちょっと悪びれたところが『かっこいい』と思いながら、

昔の不良ヤンキーとは一線を画し『マイルドなヤンキー』になった。

 

ジモティは『なんか、ダサい』と感じる。

 

半径5km四方で完結する生活だから、

いまだに『タクシーではタバコが吸える』と思っている時代遅れなヤツもいる。

それが、ジジイであれば『しゃあないな』とは思うが、

20歳代~50歳代でも、こんな調子だから始末に困るのである。

 

こんな連中が住む町で『何が観光なのか?』と役所の連中はわかっているのか?。

 

・定期的に、地元を離れて『都会』に出る

・電車にも『ひとりで乗れるように訓練』をする

・もう少し、人間関係を広げる

 

この程度のことができないから『ジモティは「垢ぬけしない」』のだ。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!

 

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