アマチュア局が活躍するのは『町会レベル』の『共助』が要になります。避難所で役立つ連絡手段は『特定小電力無線』が『最適解』です。自分が使う特小機は『国産メーカーの47ch』がbestと思います。これを『親機』にして、避難所内を動く人には、無線機を持っていることすら気にならない『超小型の中華製技適機』でよいでしょう。公助に関しては『役所』がやればいいことで、既存の無線システム(IP無線や簡易無線等)を使えばいいと思っています。ま、インターネットが寸断されてはIP無線も使い物にならないのは明白ですが『それでやるのだ』と言い切っている自治体には『やらせればいい』のです。
【写真:案外使える、日本仕様の中華製技適の特小機】
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◆発災時に、他の市や区など『遠距離通信』は必要ないです。
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どうせ、自治体の役所はパニックになって、
情報収集すら、ままならないのがオチです。
120,000人都市、48,000世帯に『アマチュア局』がどれだけいるか?
災害時通信協力隊の社団局を作ったところで、
集まっても『市内100人』がせいぜいでしょう。
120,000人いるのなら、1%の1,200人のアマチュアがいれば、
市内外の情報収集もダイナミックに行えるでしょうが、
国内に、それだけのアマチュアが多くいる市区町村はありません。
ローカルで連絡が取れるアマチュアとて、10人程度です。
その10人が、何の金銭保証もなく『市役所の下請け』なんてできますかね?。
そもそも、10人程度で、住民へ情報を届けられるほど、
情報が集まる・・・と、期待する方が間違っています。
各人が、自身の避難所で活躍できるなら、特小4台程度でも十分です。
1,特小本体を高いところに置き、スピーカーマイクの延長コードで運用
2,広帯域受信機で、同軸ケーブルをつなぎ受信機は高いところに設置
この程度の『工夫』でも、飛距離は飛躍的に伸びます。
市が絡むと『やれ、合意形成がどうの』とか、
非常に辛気臭いことが起きます。
まずは『災害に強い「自局」の構築』から始めてはいかがでしょう。
必要に応じて、アマチュア機を使えばいいと思います。
自分の避難エリアに、アマチュア機のようなハイパワーはいりません。
他市、他区との連絡が必要なことって、そうそうないと思います。
必要あれば、自局からアクセスできるJARLのレピーターを把握しておく、
この程度で、私は十分だと考えています。
どうあれ、自分が住む市内に『必要とされるアマチュア局は、いない』のです。
1,120,000人に対し、1%で『1,200局』もいません
2,120,000人に対し、0.1%の『120局』もいません
3,120,000人に対し、0.01%の『12局』もいたら御の字でしょう
無線の知識があると、無資格者に使わせるには『デジカン』が思いつきます。
しかし、どこも『考えることは同じ』で『5W』もあれば『混信』を起こします。
さらに、キャリア・センスが作動して『送信できない』という事態が起きます。
近距離しか飛ばない『特小』であれば、混信は無縁です。
ちょっと、意識高い系のアマチュア局ならば、
すこし奮発して、中華製技適を4台と自分用の47ch機を持っていたら、
十分に対応可能です。
高いところに特小を置いて、スピーカーマイクの延長コードでリモートすればいい。
これで、隣町の避難所くらいであれば、
何とか、電波は飛んでいく可能性があります。
ここは、移動運用のノーハウを使えば『どうにかなる』でしょう。
HFなどの遠方との非常通信は、考えることはありません。
もっとも、インフラが発達していない途上国で発災した際は、
その国のアマチュア無線連盟から『7,094~7,096MHzの使用を控えてほしい』とか、
JARLに申し入れが入ることがあります。
そうした場合は、クリアにしてあげてほしいと思います。
どうあれ、アマチュア無線も超高齢化しています。
現在、張り切って『非常通信のロールコール』をやっている団体とて、
あと5年もすれば『全員が80歳』になるクラブもあります。
すでに『全員が後期高齢者』というクラブが、あちこちにあります。
発災時には、ほとんど機能しないという現実を受け入れておくべきでしょうね。
1,アマチュア局の普及より
2,無資格で使える特小の普及の方が
3,トータルでかかるコストは安価で済むし、短期間で構築できる
自身の特小機が、知恵と工夫で『何km飛ぶか?』の実験はやっておきましょう。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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