OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●10%の10%になるススメ。

2024年09月29日 | アマチュア無線

日本人で基礎的なPC操作ができるのは、わずか10%程度という驚愕のデータがあります。かつて、日本製SNS『mixi』が牧歌的で平和なソーシャルネットワークサービス(SNS)としてメディアで話題になったのが、今から20年ほどまえのことです。当時は『PCでしかmixiができなかった』ため、日本人の10%程度のPC操作ができる環境にいた人の、さらに10%、つまり『日本人の1%程度』がmixiに参加していました。また『紹介者が必要で、それが安全弁になっている』という条件で始まりました。多くのmixi参加者は職場のPCを使っていることが多く『ビジネスマナーもわきまえていた人が多く、オフ会も一定の節度が保たれていた』のを記憶しています。当時の労働人口は7,700万人で、そのうちの10%が770万人、さらにその10%となれば77万人です。mixiのIDが100万人程度までは『SNSは新しいコミュニケーションツール』として話題を集めていたのが懐かしく思い出されます。その後、ケータイ版mixiが登場し、底辺人口が爆発的に増えたと同時に、mixiも現在のSNS同様に『乱れ』が生じ、自然とmixiから離れた人も急増しました。

【写真:アマチュア無線家でWASA-HFをやっている人も、1%程度です】
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◆1%は個性が強いから『ゆるやかに対人距離を保つ人が多い』です。
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最新のWASA-HF・発行番号は『830』です。

 

現在のJARL正員と准員の総計は60,000人程度で、

WASA-HFの発行番号が830から割り出せば、

1.38%という比率が出てきました。

 

やっている人が希少になれば、誰も近寄ってきません。

 

それが寂しいのか、清々しいのかは個人の考え方です。

概ね、みなさん『黙々と、取り組んでいる』といった印象です。

JCC-600あたりでも『発行番号4180』ですから、

正員と准員総数の約7%くらいしか『達成していない』という結果です。

 

JCC-500で、やっと総数の10%です。

 

きちんとした数字はわかりませんが、

第一級で1kWを出せる局も『1%』いるかどうかです。

さらに『Top DXer』となれば、さらに少なくなります。

 

1%の人は、会えばみんな紳士淑女です。

 

かといって、誰でも第一級を取得できるとも限りません。

日本人の30%は『文字は追えても、意味がわからず日本語が読めない』のも実態です。

かといって悲観することはないと思っています。

 

何かの分野で『せめて10%に入ることは可能』です。

 

・バカは、本当に日本語が読めない

・無知は、知らないだけで、しつこく読み込めば理解できる

 

アマチュア無線界で10%~1%に入るのは資格だけではありません。

 

エクセルが達者であれば『AWARD』の上位を目指すのは可能です。

極論すれば、無資格者のSWLでも、

AJA-3000などの難易度が高いAWARDをGetしている人がいます。

 

人類は『概ね150人から250人程度の集落』で何万年も暮らしてきました。

 

それだけの集団になると『必ず権利者が現れるもの』です。

現代社会では、原始人が知らない『SNS』があって『日常』になりました。

それも『底辺人口』が『増えた』のですから『マウント取り』も当たり前です。

 

自然発生的な集団というコミュニティでは権力闘争は当たり前のことです。

 

利口な人は、SNSの罵詈雑言、誹謗合戦からは去っていくものです。

そして『独自性』を求めて『つまらない集団から去る』。

独自性を求めたら、10%の領域に軸足を移し、

さらに、その中の10%、つまり全体の『1%』を目指すものです。

今は原始時代ではありませんから『1人』でも死ぬことはありませんね。

 

10%の10%に気付いたら『そこはブルーオーシャン』です。

 

全体の1%しかいないのですから『ほとんど競争原理が働かない』のです。

現在、e-ラーニング&CBTで『シンニアマ』を取る人は、

シンニアマを取るより、所属しているコミュニティでマウントを取るだけです。

 

シンニアマのやっていることは『その他大勢のレッドオーシャン』でしょう。

 

・差別化:その他大勢のレッドオーシャン

・独自化:希少な価値のあるブルーオーシャン

 

アマチュア無線の楽しみ方は様々・・・これで片づけると思考停止です。

 

確かに楽しみ方は様々で人それぞれというのは間違っていません。

原点は『電波伝搬の不思議』を『自分なりに検証する研究者』であるべきでしょう。

ひとつのテーマを研究するだけで、一生が終わってしまう、それが研究者の姿です。

 

とはいえ『差別化』で調子こいだところで、

150~250人規模の中の『団栗の背比べ』で『目くそ鼻くそ』。

 

10%の10%に『1%の自分なりの遊び方がある』のだと、私は確信しています。

 

▲これも『1%』のチャレンジになりますよ。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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