どこの自治体も『生産性のない年金世代』より『子育て世代』に来てほしいのは当たり前だ。近隣にも『あーぱー』な子育て世代が欲しそうな新築の建売が並んでいる。しかし、こんな家買ったら『子育て最中にローン破綻して人生終了になるんじゃないか?』と感じる家が販売を始めた。
【写真:35百万円~47百万円で売るらしいが・・・】
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◆ほぼ確実に『オーバーローン』で、最初から『債務超過』ですな。
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不動産屋は『あくまでも仕事』で家を売っている。
まぁ『ただの営業』というわけだ。
金融機関の住宅ローン審査が通って『カネさえ入ればいい』。
購入者の『その後の人生がどうなろうと、知ったこっちゃない』わけだ。
賢い買い方は『家計中心者、つまり亭主の稼ぎだけで返済すること』。
不動産屋は『ご夫婦2人の年収合算であれば、金融機関の審査は余裕で通る』とかぬかす。
ケツをかかれた購入希望者は『ちょっと無理して買うか!』とハンコを押す。
この時点で『人生終了切符を手に入れたも同然』だ。
亭主の年収が賞与込みで4.5百万円とする。
月々の税込給与は300千円くらいだろう。
手取りは250千円あたりになる。
住居費は『手取りの25%以内に抑えること』が肝要だ。
250千円×25%=62.5千円/月の返済額がMax。
62.5千円×12か月=750千円/年間返済額
750千円×35年=26百万円(金利込み)
頭金なしで購入するとなれば『25百万円』が上限だろう。
今、近隣で売り出しているのは『二世帯住宅』を意識した『三層住宅』である。
これは、将来親の介護を視野に入れたものだというが、
あんまりバリアフリーにもなっておらず、
デザインやら『見た目の体裁』で欲しくなる仕掛けがちりばめられている。
とはいえ、安モンの材料で組み立てられているのが実情だ。
親が住んでいる家を10百万円くらいで売り飛ばして頭金に充て、
35百万円の家を購入するとしたら、
25百万円のローンを組むことになるが、これが『限界』だと思う。
こんな条件が整う人って、どれだけいるのだろうか。
47百万円をフルローンで組むとしたら、
不動産屋は『ご夫婦でペアローンなどはいかがですか?』とかいう。
そのときはテンションが上がって『欲しい!』となるが、
子供が高校生、大学生になる頃には『家計も火の車』になるものだ。
40歳で35年ローンを組んだら『完済は75歳』になる。
コロナ前までの『あんまり変化がないデフレ時代』ならともかく、
南海トラフ地震臨時情報で『あたふた』したり『コメ騒動』になる昨今。
さらに、なんもかんもが『値上げラッシュ』である。
こんな時期に家を買ったら『ほぼ人生終了』だと、私は思う。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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