先日試作したSi4735 SSB/CW RX と昨年製作したPIC12F1840 Si5351A BS170 7NHz TX (3W)を組み合わせて、7MHz CWの交信テストをしてみました。
アンテナは、10mHのダイポールを使いました。
TXの周波数を7.003MHzとして、CALスイッチをON。
RXのダイヤルを回し、TXからの信号を受信します。周波数が7.003MHz付近で強力に受信できます。BFOスイッチをONにして、ダイヤルを回し、モニタした音の周波数ピッチを700Hzくらいに調節します。TXのCALスイッチをOFFにします。これで、準備OKです。
メモリーキーヤーからCQを出しました。(リピート機能で繰り返してCQをだしました。)5,6回CQを出したところで応答がありました。
Si4735 SSB/CW RXにはSメータを付けていませんので、耳Sで559のレポートを送りました。相手局からは、579のレポートをいただきました。交信テスト成功です。相手局は、群馬県嬬恋村の局でした。交信ありがとうございました。
Si4735 RXを実際のCW交信に使用した感想を述べます。
1 無信号時のノイズは、小さくはないですが、実用上問題はないと思います。感度はまずまずです。
2 CW受信時は、BW(Band Width)は1.0KHzか0.5KHzが適当。
3 Si4735 SSB/CW RXの周波数表示は1KHz程度の誤差があり、バンドエッジでは注意が必要です。
4 送信時は、リレーOFFの状態からの信号の漏れをRXで受信していますが、S9+の信号で受信されます。AGCが動作します。従って受信状態になった時にその影響で受信感度が回復するまで約1秒かかります。
以上、Si4735 SSB/CW RXを使ってCW交信をすることが可能であることが確認できました。