参院選の中で自公は共産党に対し矛盾をあげつらって攻撃している。
つまり自衛隊が憲法九条の戦力放棄と災害で自衛隊出動を認めていること。
これが党綱領と矛盾していると。
だが、考えてみるとこの矛盾を作り出したのは他ならぬ自民党の先輩方だ。
朝鮮戦争当時アメリカの指示で「警察予備隊」を組織し「保安隊」を経て今の自衛隊となった。
アメリカはこの自衛隊をアメリカの軍事作戦に動員しようと画策してきた。
だが、平和を願う国民運動の前に思うに任せなかった。
戦後70年を経てアメリカは国内財政逼迫に鑑み、
何としても自衛隊を米軍の肩代わりとして日本政府に強く迫ってきた。
安倍の個人的な野望と一致し、集団的自衛権を閣議決定し安保法制成立を強行。
この参院選で改憲勢力三分の二を確保。一気に自民党草案通り改憲し、
おのれの野望とアメリカの要求とを果たそうとしている。
三分の二を確保しても国民の運動は更に勢いを増すであろう。
あの、9.19以降の安保法制許すなの声が参院選一人区野党共闘へ結実。
全国で激しく鍔迫り合いの闘いを繰り広げている。
自ら作り出した「矛盾」を他に擦り付けて一顧だにしない厚顔無恥。
戦後レジームからの脱却を言い、ポツダム宣言をつまびらかに読んでないという。
なんと言う恥知らず、世界がどう捉えるかの思慮もない。
A級戦犯として囚われながら世に出て首相になり安保条約改定をごり押し。
さすがに国民世論の前にその職を追われた。
戦前回帰の野望を孫に託し果たさせようとする。
孫は国政選挙ではとうに破綻した経済政策をあたかも卓越した経済学者のごとき
振る舞いで声高に叫ぶ。株高のため年金原資をつぎ込み大損。
こんな戦前の亡霊と博打に手を出し省みない人間に国のかじ取りをさせるわけにはいかない。
既に、選挙戦で「改憲」が争点になりつつある。