ニュース、ワイドショーは連日北朝鮮国籍の金正男の暗殺事件の後追いばかり。
偏っている恣意が感じられる。
この国だって、三度も廃案になった「共謀罪」がオリンピックに悪乗りし、
名を変えて成立させようとしている。
国会質疑における金田法相の答弁も曖昧。
瞬きでも検挙できるとか?
安保法制審議の頃、石破が国会外の抗議の声を「テロと同じだ」とネットで書いた。
抗議の声で削除したようだが・・・。
そういう思想があるからこそ何とか取り締まろうとしてこんな悪だくみを考え出す。
戦前の治安維持法を想起させると発言する識者もいる。
一度できてしまえばどうにでも発動できる。
絶対廃案だ!
もう一つ。
南スーダン派遣自衛隊の「日報隠ぺい」だ。
廃棄したものが出て来た。
戦闘を衝突と言いかえる。
憲法やPKO五原則に照らしてなじまないから、という答弁。
何おか況やだ。
防衛省に限らず紙は廃棄しても電子データとして残すのが現代の処理の仕方。
その報告が大臣に届くのにひと月も掛かる。
現地の隊員の命に係わること。
また、南スーダンの住民から見た時、どう見ても軍隊でしかない自衛隊が自分たちを
守らない結果になれば国際的な問題になる。
このような質疑が行われている国会を殆ど報道しない。
金正男はどうでもいい、とまで言わずとも、ここまで報道することもあるまい。
どうも、高市に恫喝されて以来腰が引けてしまっている。
トランプをめぐる世界の動きをよく見て自らの報道の有りようを考えるべき。