昨夕、判で押したというがその夕飯時。
いつものこの時間、NHKはワイドショー的番組、で、民放を見るのが習慣だ。
が、この日は違った。
空自攻撃ヘリが佐賀県の、とある街の住宅地に墜落と。
字幕スーパーは「墜落」だ。
が、アナの語りは「着陸」とか「不時着」とか迷っている風だった。
在沖米軍ヘリが東村海岸に墜落した時、最後まで「不時着」で通した。
機体が跡形もない姿をさらす現場をレンズが捉えながらである。
今回の空自事故も何とか「墜落」は避けようとする思いが窺えた。
これも忖度か?
在沖米軍ヘリの相次ぐ事故と関連はないか?
2007年、それまで総理府・内閣府の一外局であった「防衛庁」が防衛省と「格上げ」された。
空自のみならず、海自においても民間船舶と事故を起こしている。
身近な例としてはイージス艦と漁船との衝突。
漁船は破壊転覆し乗組員は死亡した。
海事審判で海自の責任の有無が問われたが当事者が死亡ということで海自の責任が問われることはなかった。
防衛庁から防衛省となり幹部の意識が大きく変わっただろう。
端的に言えば、予算が違う。
一部局と省では。
その後の予算の増加ぶりはうなぎのぼりと言っていいだろう。
いまや、「北朝鮮有事」に備えて1000兆円もの迎撃装備を備えるとまで言いだす始末だ。
憲法改正で自衛隊が認知された先にあるものは、陸軍省であり、海軍省であり、空軍省であろう。
今でさえ歳入の3割を国債という名の「借金」漬けになっている予算が国土防衛の名のもと
際限なく「国債」という名の借金を積み上げていくのだろう。