天皇が即位後初めて地方に出かけた。
そりゃあ、即位してひと月だ。
なんでも初めてだろう。
それをことさら重大に報じるメディア。
異常としか思えない。
今回、愛知県に植樹祭ということで出かけた。
夜になって、宿泊先ホテルの前に提灯を持って老若男女が集まった。
手に手に提灯を持って。
一瞬、タイムスリップしたかと思った。
持っている提灯がかつて戦意高揚に使われたと思しき時代ものだったから。
初めて雅子皇后を見て感動したとか。
列車を降りてくるまでホテルに向かう沿道には大勢が歓呼の声で出迎える。
「まさこさまー」だ。
敗戦から七十年がたつと直接戦地へ赴いたかどうかを問わず経験者がほとんどいない。
戦争で領土を取り戻すか?とアホなことを言う国会議員が出現したり、と。
歴史はその繰り返しか?