逃亡中の男が捕まった。
ワイドショーは週明けに格好の題材ができたとはしゃいでいる。
検事正が謝罪。
ドラマで見る刑事もの、検察もの。
トップが「俺の顔に泥を塗るのか!」と一喝するシーンを思い出す。
そんな風に言わなくとも似たようなもんだろう。
今回の事件のそもそもからしてなんで殺人まで犯した人間が何か月も保釈されているのか。
しかも、出頭は書類を送るだけ。
本人が体調不良でいかれないとなれば延期する。
今回行った検察の人間も事務方だろうから逮捕術などの心得はないだろう。
また、依頼で同行した警察官も内勤の事務方だろう。
と、ワイドショーの出演者は言っていた。
結局、警察は警察、検察は検察、裁判所は裁判所。
そういう縦割り組織の中でうまく動いていればそれでいい。
いつの間にか世の中全体がそういう風潮になってしまっていいる。
日本人特有の性善説だ。
時に、そういう考えも必要だろうが裏を返すと単なるお人よしだ。
だから、振り込め詐欺に簡単に騙される。
しかも、数万とかでない。
数千万という桁だ。
この先、どう逆立ちしても縁のない金額だ。
この先どうなるのか見当もつかない。