霞ヶ関用語

いわゆる、官公庁が使う曖昧な用語だ。

森友学園問題で安倍昭恵夫人付の谷氏が籠池氏に送ったＦａｘ。

当方と書いてあるのは複数の人間が介在するセクション。

つまり、政府答弁のように谷氏個人の判断であれば、「私が」云々となるはず。

更に、終りのほうで「調整中」とあるのも国の機関としてはずいぶん親切な言い回しである。

少し遅くなるけど、必ず意向に沿いますと。

 

まあ、よく聞く言葉で「検討中」とか、もっと前で言えば「前向きに検討とか」か。

早い話、何もしないということ、或いはいつになるか分かりませんよ、ということだ。

 

共産党大門議員の質問は実にそのｆａｘと符合すると言っていいのでは。

菅官房長官は「ゼロ回答」の文面だと言っている。

が、その後の経過をたどるなら大門議員が指摘する通り「満額回答」であり、

籠池証人が述べた「神風」とも合致する。

 

科学的な見地で分析するならばこれほど明確で、的を射たことでないか？

 

アナリスト曰く、安倍首相が国会で「自分と妻が関与しているなら首相も議員も辞める」とぶったため、

官僚も何とか逃げ口を探すのに躍起となっている。ということのようだ。

 

トップが下手したから下がいい迷惑、と言ったところか・・・。

 

自民党は籠池氏を「偽証罪」で告発すると息巻いている。

だが、よく考えないと安倍昭恵氏の立場を悪くしかねない。

「偽証」というからはその証拠を揃える必要がある。

そうなると、これまで口を閉ざし、僅かにfacebookで綴ったことしかない。

それ以上の言明を添えなければならないだろう。

 

そこまでやると、参考人招致を拒否しながら証人喚問を言いだした轍を踏まないとも限らない。

更なる、疑惑の輪を拡げかねない。

 

まあ、安倍首相を何としても守るのだという固い決意と覚悟があるのならやってみてもいいかも。

 

いずれにしても、この問題はいろんな委員会で追及されるだろう。

少なくとも、財務と国交関連では・・・。

 

極右政権

日本の安倍政権、極右政権と言ってもいい。

あるいはファシズム、或いは独裁。

すべて当てはまるのではないか。

 

不思議でならないこと、自民党の改憲案。

国防軍を持つ。天皇を国家元首とする。等々。

まさに戦前回帰を願っているといってよかろう。

今回の森友騒ぎでも園児に教育勅語を暗唱させる理事長に共感を覚え相手からも尊敬の念をもらっている。

 

戦前回帰で何をしたいのかがさっぱり見えない。

先の戦争で中国大陸を我が物にできなかった。それを成すための野望か？

 

 

ジャンヌ・ダルク

ワイドショーで思い出した。

小池東京都知事のことをジャンヌ・ダルクに例えるアナリストがおった。

 

かつての中世ヨーロッパ。

領土をめぐる戦いは日常茶飯事。

敗れた領主は人質となる。

それを救うために身代金を用意する。

まあ、これが当時のやり方であった。

 

ジャンヌ・ダルクは神のお告げを聴き、祖国フランスのために戦い勝利した。

が、ブルゴーニュ公国の捕虜となった。

 

イングランドが身代金を出し自国へ連れて行った。

そこで宗教裁判。

当時の協会は絶対的な力を持っていた。

ジャンヌ・ダルクはそれに屈してしまった。

 

彼の地で、ジャンヌ・ダルクは火あぶりとなり命を落とした。

 

ジャンヌ・ダルクといえば祖国を救った英雄視されているが、その結末は火あぶりの刑。

 

彼女に例えるアナリストはそこのところ分かっているのかな・・・。

 

 

テロ等準備罪

国会の質疑で一般の人には及ばないと力説する。

が、集団とは何を持っていうのか？には返答できない。

 

要するに取り締まり当局の恣意でどうとでもなる。

また、そうしたいがための法である。

 

オリンピックに備えてとか、国際条約のためとか言っているが何のことはない。

そういうことに名を借りて国民を監視するためのもの。

現に、内閣調査室は共産党に対する敵視行動をやめるとは言っていない。

 

法案の「言葉の定義」も満足に言えない法務大臣。

答弁のたびに後ろの官僚から耳打ち。

これでは大臣として失格。

 

廃案にするしかない。

 

身びいき

贔屓の引き倒しともいう。

稀勢の里の逆転優勝に酔いしれて、まだ余韻が残っていると。

 

まあ、力士としての実力はある。

だが、これまで何としても日本人力士の優勝と横綱実現に躍起となっていた。

それが、彼に対する大きな圧力となり幾度も機会を逸してきた。

今場所は横綱になり控えの表情もガラッと変わった。

 

白鵬の勢いも衰えてきた。

取り口にはっきりと表れている。

スピード感がなくなり小手先で勝を取ろうとしている。

 

旭天鵬が日本に帰化して「日本人」と冠することができなくなった。

そんなに、日本人にこだわるなら、外国出身力士を「排除」するしかないだろう。

 

噂では、白鵬引退後、モンゴル出身力士だけの「部屋」を起こすとか。

 

日本人にこだわるといえば、ＷＢＣで「サムライ」とか、女子サッカーで「ナデシコ」とか

すでにカビの生えた言い回しはお断り願いたい。

かつて、外国人が「サムライ、フジヤマ、ゲイシャ、ハラキリ」と日本をイメージしていた

時代もあった。

いま、そのようなイメージはほとんど払しょくされたと思うが・・・。

 

国際化、というならそのあたりを考慮するべきでは・・・。