戦争をできる国にしようと企む支配層にとって、森友疑惑で総理大臣とその妻が
追及にあっていることに「まずい」と感じているだろう。
自民党内にポスト安倍は今のところいない。
それどころか総裁任期の延期を決めてしまった。
これは誤算と言うべきか。
本来、安倍に代わる人間が出てきていいのだがそれだけの力を持つのがいない。
なるべくしてこうなったのだが。
ひところ「麻垣康三」なる人名?がワイドショーで飛び出した。
自民党総裁候補の四人をもじったものだ。
麻生・谷垣・福田・安倍だ。
彼らの一文字ずつを取って人名らしくした。
この四人はそれぞれ総裁になったが三人は総理になったが谷垣だけは野党の総裁で終わった。
今後、総裁候補となる、或いは噂になるものも取りざたされていない。
そこに、支配層としてのジレンマがあろう。
二大政党制を目論んでその通りになった時期もあったが、あっさりと崩壊。
その後、昨年参院選で与党プラス補完勢力で両院の三分の二を獲得した。
しかし、最後は国民投票という難関が待ち受けている。
そのテストみたいな大阪都構想で、一敗地にまみれた。
そのためなかなか踏み出せない。
安倍夫婦が絡む疑惑で世間の見方も、支持率は高いものの、世論調査は決して芳しいものではない。
当然、アメリカCIAとか連携はあるだろう。
表面的にはトランプや安倍が表舞台で演技しているが、何が起きるか分からない。
現に、アメリカがシリア軍が化学兵器(サリン?)を使用したとして海上の艦船からミサイル攻撃をした。
安倍は、サリンかどうかも明確でない中、北朝鮮がミサイルの弾頭にサリンを搭載して日本に向けて
飛ばすようなことを言った。
まったく何を考えているのか、だ。
とにかく国民の危機意識を煽れば事足れりとする貧しい発想。
国会での答弁を聞いても何を言っているのかさっぱりわからない。
議事録を読めば、「何これ?」って感じだろう。
支配層にとって憂慮すべき時期が来たとの認識だろう。
テロ等準備罪にしても、無能な法務大臣では対応しきれない。
答弁のたびに後ろにいる「黒子」が耳打ち。
かと思えば、稲田が詰まると安倍がしゃしゃり出ようとする。
先日は民進党の質問を議題と違うと言って中断させた。
憲法無視、国会無視、民主主義破壊など、とても法治国家といえない状況になっている。