Nikkor-H Auto 1:3.5 / 28㎜
ニコンF時代の古い玉。
これが昔からニコン一眼の鉄板レンズなのです。
暗い(と言ってもそれほどでもない)上にYフィルターを付け
るのでさらに暗い、広角なのにクルクルクルクル回ってピント
の合わせづらいヘリコイド。
まあ、広角で開放f3.5なんで余程の事がない限りそんなに
シビアに合わせる必要もないのだけれどもね。
写りが一番いいと思うのは現行でまだあるAi-sのf2.8
だと思うのだけれど、写りがいい、光学的性能とかそういうの
ではなくて、質感描写?と言うか、なんとも説明しがたいけれ
どとても良い物があるのです。
焼いたプリントを見て「お」と思わせる何かがあるわけですよ
光学性能なんて、その当時じゃ凄かったろうけれども今ではも
うお話にならない性能でしょう、でも何か惹きつけられるもの
があるんですわな。
例えばM42で掃いて捨てるほどあるタクマー55mm f1.8
なんて、最後のSMCタクマーよりスーパータクマーの中ころ
のヤツなんか最高の写りです。
カラーじゃ余程程度が良い物でないと(いくらでもある)色が
転んだりしますがモノクロじゃ素晴らしいです。
私が街を撮るときは大抵8か11まで絞り込んで使いますから
クルクル回るヘリコイドのニッコールでもそれほど苦にはなら
ないんです。
このレンズが使いたくてニコンに乗り換えた、と言うかニコン
のレンズが使いたくてニコンのカメラを使っていると言っても
過言ではないくらいです。
他はペンタックスが多いですか・・・。
SシリーズからMシリーズ位までそろっています。
使いやすいんですよね、そして小さい、と言っても(Mシリー
ズは別として)小さすぎず。
デジタルのK-5なんてのも持っていますが、これも丁度良
い大きさでそしてとても使いやすくまた良く写る。
話がそれるのが私の常ですが、Hオート28㎜/3.5 機会があ
ったらぜひお試しあれ、面白い玉ですよ(わ