この分厚い本は(B5x4cm位)何だ? という方にまずは説明。
WRTHとはWorld Radio Tv Handbookの
頭文字で、要するにこの一冊に世界中のラジオ、テレビ局の周波数
や出力、アドレスなどが網羅されている、いわゆる「電波(放送)
の電話帳」みたいなものです。
電話帳と言うよりは、書いてあるとおり「辞書」に近いものだけれ
ど、まあ、要はそう言う事、ラジオ趣味の人間にとってはこれがな
いと始まらないと言うか、必携の一冊なのです。
日本のページもありますよ、勿論ね。
全部英語だけれど、書いてあることは情報なので、困ることはあり
ません。
日本は短波放送はラジオ日経(ラジオ短波)しかないけれど、世界
中では激減したとは言えまだまだ短波放送は残っているのでそれの
検索にも役立ちます。
世界中の放送局がFMに移行してしまっているのだけれど、まだま
だ中波・短波放送もやっている所もあるので「BCLの時代は終わ
った」というのはまだ早いです。
ほら、そこにある家庭用AMラジオでも夜になるといっぱい何やら
聞こえてくるでしょう?
それで故郷のラジオ局を聴いてみたり、行ったことのない土地のラ
ジオ番組を聴いて思いを巡らせてみたり、それだけでもなかなか楽
しいものですよ。(環境や場所により全部が全部聴けるというわけ
ではないです)
今はラジコで日本中全99局の放送がインターネットを介して聴く
ことができる時代になりましたが、ラジオはラジオで聴きたい、と
言う人間にとってはこういう本は無くてはならない存在なのです。
ただね、WRTHの文字が細かい(電話帳並み)ので老眼ではきつ
くて眼鏡の上にさらに拡大鏡をかけないと辛いというのは困りもの
です。
が、これの字を大きくしろと言ったら広辞苑並みの分厚さになって
しまうので致し方ありません。
@ 新潟のBSNラジオが好き
本日の種:リコーWG6