土日や国会中継が有る時にはNHKじゃなくて、岐阜チャン(岐阜
放送)を聴いているのだけれど、弱いんだよね。
5Kwでこんなに弱いはずがないんだけれど、送信所がこっちから
見ると金華山の向こう、北方町の方にあるんだよね。
もう少し近い多治見の中継局も100wあるんだが、両方合わせて
もどうも弱い。
画像の右端の縦のバーグラフがSメーターで、通常これだけ振って
れば「十分よく聞こえる」レベルなのだけれど、なぜか聞こえ辛く
更にノイズが乗っていて聴きにくいので改善する。
用意するものはこれだけ。
「ダイヤモンド」ブランドで有名な第一電波工業のDMAX50と
言う受信専用プリアンプ、要はテレビのブースターと同じだ。
こんな物に興味がある人なら当然ご存知だろうが、プリアンプは信
号を増幅するけれど、ノイズも増幅する、弱い局は聞こえるように
なるけれど、そもそも聞こえないものが聞こえるようにはならない。
それからAORのガルバニックアイソレーターと言う部品。
これは同軸線や電源系などから飛び込むノイズを、ここでアンテナ
線を切り離し、トランスを介して交流的に結合することでノイズを
カットするという物(もっと安いので十分)
説明すると面倒くさいので動作原理の書いた紙を貼っとくね。
あと、アンテナからラジオまでの環境によりこういう物が必要にな
ることも有る。
プラグ変換コネクタ。
うちの環境ではこれが無いとガルバニックアイソレーターの向きが
反対になるので必要だった(反対だと絶対ダメということはないけ
ど)
さて、取り付け作業は、と言うか作業にもならない繋ぐだけだけれ
どもサクッと取り付け。
ちなみにうちのラジオの環境は、アンテナ→アンテナ切り替え機
(送信する無線機とラジオの切り替え)→プリアンプ→受信用アン
テナ2分配器→ラジオの方だけガルバニックアイソレーター→BN
Cコネクタから3・5mm75オーム変換ケーブル→ラジオ(分配
したもう片方は前に車に積んでいたヤエスのFT857(オプショ
ンのDSP入り)なのでそのままという仕様になった。
これだけ色々繋いだらそれだけでもロスするのだが、まあ、プリア
ンプのゲインよりロスする事はないか。
で、結果発表、FT857はそもそも感度も違うしDSPユニット
入りなのでバリ9+だからいい。
スコーンと感度アップ。
何故か近いのにフェージングが有るのだけれど、その谷でこれ。
このラジオのSメーターは重いけれど、もうここまで振っていれば
地元民放並みに聞こえる。
で、ガルバニックアイソレーターはちゃんと仕事をしていてノイズ
も無くなった。
電池でラジオを駆動してもノイズは乗っていたので、電源関係では
なくやはりアンテナから同軸ケーブルの間で外来ノイズを拾ってい
たようだ。
うちはノイズ対策はきっちりやってあるのだけれど、裏の家が建て
替えてから何かのノイズを発するようになって難儀していたのだ。
ノイズ発生源は多分そこだろう。
まあ、これでそれなりに快適に(普通で言えば十分)ラジオリスニ
ングできるからいいな、屈んで作業だったので腰が痛いけど。
勿論AM(MW)だけでなく短波(SW)も大幅感度アップなので
快適快適、さて、クリアな岐阜チャンを聴きながらお昼寝しよう。
@ ラーメン食べたい
本日の種:リコーWG6