ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

わかりかねるもの

2013-12-02 00:11:04 | ブログ

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お化けとか、神様仏様、怪奇現象、夢なんてのはどうしてそう
なるのか理屈がつく、そんなものは無いと言う。

しかしこんな私でもどうしても分りかねるのが「ひとけ」
つまりはあるはずのない「人の気配」がするということなのだ。
そう言うと、「それはきっと生霊だ」とか「霊は存在する」と
か騒ぎ出す人もいる。
そして私本人も、「常に頭の中にあるものの妄想」と理解は出
来るのではあるが、「ひとけ」だけはどうも完全に理解しかね
るところがある。

今がそうだ。
確実に人の気配がある。
こういう時は、必ずといっていいほど連れは死んだように眠っ
ているのだ。
俗っぽく言えば、「別の世界に迷い込んだ」とでも言おうか。
私の周りに今これを書いているこの今でも、「ひとけ」がする。
それは気配であったり、物音であったりするのだけれど、私は
今寝ぼけても混沌としている訳でもなく至って冷静である。

よく、電気を消して寝ようと思うと必ずテレビが「ビシ」と音
を立てるとか言うのがあるが、それは物理的現象であって、そ
ういう物音とは違う。
あきらかに「人がたてる物音」である。
例えば、わが家の前人は、私の部屋に来る前に必ず窓ガラスを
「コンコン」と二回叩いた。
それがそのまま再現されたり、抽斗を開ける擦音だったり、台
所でガラスを扱う音であったり、廊下を歩く、床板の軋みであ
ったり、酷いと箪笥の中から音がする。

さすがに箪笥にあたっては、何とも笑えるのだが、「この家に
今誰かいる」と言うのはその「癖」で誰だかわかるのだ。

最初に書いたように、それは白昼夢のような物で、潜在意識の
現れで妄想のような物であることは分っているのだけれど、そ
の「ひとけ」だけはどうしても理解しかねる。
それが全く不可解なことならいざしらず、「知った音」である
からなのだ。

分っていても理解しかねると言うのは、自分のそれに対する思
い込み、なのだろう。
「ああ、また来たな」と思って、それと仲良くしている自分が
滑稽である。

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