五月三日に国内でも発売になったペンタックスMX-1
海外版ではシルバーがあるのになぜ国内ではブラック
しか出さなかったのか、ペンタックス(最近の)好き
なら分かるでしょう?
「リミテッドエディション」として後出しにする策略
がミエミエなんだよなぁ。
ペンタックスリコーイメージングの広告では「真鍮製
トップカバー&底カバーを採用して使い込むほどにペ
イントの剥げが出て味わいが云々・・・」な~んてわ
ざとらしい事が書いてあるけれど、まあ、それもいい
でしょう、アルミにアルマイト処理したのと真鍮で、
コンデジの価値が変わるわけではないのだけれど、雰
囲気を「売り」にするならね。
肝心の-BRASS-って書いてあるポップアップフラッシ
ュの天面がプラスチックなんですけど、まあこれもい
いか。
でもそんなうたい文句で売っておいて、後からシルバ
ーをもったいつけて売ったらみんなキレるかな?
それとも騙されて喜んで高いの買うのかな・・・?
だってシルバーがあるのみんな知ってるんだもの。
・・・と言うかそんないまさらくすぐったいような宣
伝文句じゃなくて、最初から白黒で出せばいいのに。
どうせ在庫してるのだから流通させるのは一緒なのだ
から・・・。
コンデジの、まあ真鍮じゃなくてもアルマイトでも、
古くなってメッキや塗装がハゲボロになったのなんて
ボロいと思われるだけで風格、なんて無いんだけれど
なぁ・・・。
これはフイルムカメラのときからでもそうだけれど、
使い込んで真鍮の地が出ているのを素人は「カッコい
い」、プロは「道具だからそのまま」か「帯塗り」し
たりして直してた。
(個人的にはシルバーのメッキが摺れて下地のニッケ
ルや銅のメッキが出てきている方がシブいと思う)
私はどっちかと言えばシルバーの方が好きだから(塗
装と違ってメッキの方が丈夫でしかも「カメラらしい」
から)黒のハゲボロは塗ったり交換したりして「黒く」
しているのだけれど、・・・・いやまあ、話がずれて
来たけれど「やりかたがセコい」と思うのね。
だからと言ってもったいつけて高値で出すだろうシル
バーを買う気にもなれないし、わざわざ保障も怪しい
海外販売モノを買う気にもならないし、まあなんとも
ねぇ。
まあ、コンデジなんて(と言うかデジカメ)家電の一
部でしかないのでボロくなったら捨てられるかほった
らかしにされるだけなので、「使い込むほどに真鍮の
地金が・・・」の宣伝は素人にはウケるかもしれない
けれど(一時だけ話題になって)失敗だったなと思う。
昔からペンタックスも好きなだけに近年のやり方が残
念でならなくて。
それよりもちゃんともっと製品としての紹介をする方
が玄人受けするんじゃないかな~?
と言うかプロや「分かる人」はちゃんと騙されずに見
てるものだけれどもね。
まあ、これは日本の購買者向けの独特な宣伝の仕方だ
と思うし我々日本人がそういうのに乗りやすいと言う
のもあるのだけれど。
ニコングローバルサイト(ニコンヨーロッパとか)の
宣伝でももう日本のニコンイメージングのページ内容
や宣伝の仕方とまったく違う(ペンタックスも)のだ。
GRなんかは逆に「オタク向け」丸出しの「凄いんだ
ぞ!凄いんだぞ!」的な広告でまた笑けるのだけれど
その方がまだチラシ的には分かりやすいかな?
まあしかしペンタックスの場合、最近売り方がセコい
国内発売終了とか向こうでしか売ってないのも「持っ
てる」のだからラインナップに載せておくくらいのこ
とはして欲しいものです。(ペンタに限らず)
ただでさえカメラがケータイに取って代わられている
のに余計に売れなくなるだけだと思うのです。
今、カメラと言えばデジカメだけれども、カメラなん
て「ちょっとカッコつけたい」パパママがそれ用のデ
ジイチ買うか、女年寄りが旅行用に安いコンデジ買う
くらいが一番多くて、「写真趣味」(デジタル、フイ
ルム問わず)の人間なんて、自分がそうだから周りに
目立つだけでごく少ないものです。
(「パパママ」はデジタルビデオの時代だから)
仕事で使うのなんて限られていてもっと少ない。
F5を自慢げに抱えていたおじいちゃん達もデジイチの
ハイエンド機の複雑さと価格に付いていけずに今じゃ
中堅機だし(それで十分だけれど)だから国内ライン
ナップが減るのだろうけれど、あるものは出しておい
て、広告もちゃんとした物にしないとこれから先あま
り明るくなさそうな気がしますねぇ。
いつもの如く愚痴でおわり(笑
ニコンD90の新品がまだ買えるのが気になって仕方な
い(けどそれこそ使わないのでコレクション)。