「ブレスオブファイア」というのはカプコンのRPGシリーズで、1,2がスーパーファミコン、3,4がプレイステーション、5がプレイステーション2にて発売される(6?知らない子ですね…)。西村キヌ氏のキャラクターデザインで、どのシリーズも主人公の名前は”リュウ”でヒロインは”ニーナ”というのが(リュウが山口勝平でニーナが氷上恭子なのも)共通している。が、リュウが基本的に世界を揺るがすドラゴンの血を引く存在(で、なおかつセリフらしいセリフがない。ボディランゲージとアイコンのみで感情表現する)なのに対し、ニーナは鳥人とかその末裔とか直接のつながりがあったりなかったりする。ニーナが共通しているのは背中に翼があること。で「ブレスオブファイアV(ファイブ) ドラゴンクォーター」はシリーズの最後にして色々と異端な作品で、ニーナの翼も生来あるものではなく実験によって空気濾過のための外付けの肺という糞マッドな発想に基づいたギミックだ。狂った科学者が出てくるのはシリーズ共通だが、主人公パーティが直接被害を受けているのは「V」が初めてだと思う。他にもリュウが龍に100%変身してしまうと発狂してバッドエンドという設定に対し、じゃあ変身しないでクリアできるのっていう難易度なのでゲームオーバーのリスクを背負いながら適度に変身して戦わなければいけない。が基本RTA。メモリーカードのIDを基にデータセーブされるのでデータを切り分けてゲームオーバーを回避とはいかずデータをリセットしなければ再度挑戦できない辛口設定が敬遠されてシリーズ最後になってしまった。がシナリオ・BGMの評価は高いので根強い人気があった。
D値の割合がそのまま階級になる地下世界にて。主人公のやる夫(リュウ)は1/8192の落ちこぼれ。友人のやらない夫(ボッシュ)が1/64だが腐れ縁のようにつるんでいる。ある日落ちた積み荷を回収する仕事を請け負った時、積み荷の正体が長門有希(ニーナ)だということを知って、積み荷を処理しようとする勢力から彼女を連れて逃避行する。途中レジスタンスの翠星石(リン)も加わり逃亡を続けるが、有希の肺は地下生活に耐えられないことを知ったやる夫は権力者達が閉ざした地上を目指す…。
という話。どうして行きずりの女の子のためにすべてを敵に回し秩序すら破壊して閉ざされた空へ向かうのか、というつっこみは野暮。少女を守る為に戦う少年というギミックは超王道なのです。
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