もう先週の話になってしまいますが、ユダヤ教の祝祭日のひとつプーリームというのがありました。
これも旧約聖書(エステル記)のエピソードに基づいたものだそうで、自分たちを虐殺しようとしていたペルシャ王ハマンから逃れたユダヤ人たちが、その後、王を打倒し、戦の勝利を祝う宴を催したことが起源になっているのだとか。
そして、このお祭りは一年の中で最も浮かれてよいとされる、何やらとても楽しげなお祭りです。
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12月20日から27日の間、こちらでは「ハヌカ」というユダヤ教のお祭りがありました。
私は歴史が不得手なのでごく簡単な説明に留まりたいと思いますが、このお祭りは紀元前2世紀頃にユダヤの民がギリシャの支配下にあった時の逸話に由来しているそうです。
当時この地を治めていたアンティオコス4世という人物は、ヘレニズム文化一辺倒で統治を進めていたためにユダヤ教徒を受け入れられず、一切の宗教的な習わしを禁じ . . . 本文を読む
イスラエルでは先月の29日にユダヤ暦の5772年の新年を迎えました。
ユダヤ暦は太陰太陽暦なので、一般にいう西暦、つまり太陽暦であるグレゴリオ暦とは対応しておらず、新年をはじめとする様々な祝祭日は西暦上だと毎年のように変動します。
西暦の新年が真冬にやってくるのに対し、ユダヤ教の新年は秋。
しかも「新年はだいたい9月か10月だよね」という曖昧な設定も、長年西暦に慣れ親しんだ私には今ひとつモヤモヤ . . . 本文を読む
先日、結婚式に参列してきました。
新郎は主人の従弟で、以前はイスラエルリーグのサッカー選手でもあったイツィック。
新婦は生粋のモロッコ系の家庭で生まれ育った人懐っこい美女シヴァン。
式はユダヤ教の神前式。ラビと呼ばれるユダヤ教の聖職者が司ります。
祈祷の後、ひとつの杯に入ったワインをラビに続いて新郎新婦とその家族が回し飲み。
指輪は交換ではなく、新郎が新婦の右手の人指し指にはめま . . . 本文を読む
日本ではゴールデンウィークが始まりましたね。
比較的お天気に恵まれた連休になるようですが、皆さんはどのように過ごされていますか?
今日は「ラグ・バオーメル」というユダヤ教のお祭りの日で、こちらイスラエルでは国中のあちらこちらでキャンプファイヤーが催されています。
その昔、紀元後の130年頃、ローマ皇帝によってユダヤ教の信仰を禁じられていたパレスチナのユダヤ人が反乱を起こし、ローマの支配下に . . . 本文を読む