先月末から夫が出張で中国へ行き、続いて息子と娘がインドとフィリピンにそれぞれ旅行に出かけ、私だけがイスラエルに取り残されている。
単身でイスラエルにいるのは、おそらく20代半ばにウルパン(ヘブライ語学校)に留学した時以来なのでものすごく新鮮。
折しもイスラエルではプリムというユダヤ教の仮装のお祭りがあり、ここ数日は仮装をした人々をあちこちで見かける。
わが家の子供達も小学生の頃は日替わり . . . 本文を読む
先週の土曜日夜、ぺサハ明けを祝うミムナと呼ばれるモロッコ系ジューイッシュ独自のパーティーをした。
今年は義母宅での開催。色々と気が楽である。
一応「何かお手伝いできることありますか?」と聞くが「大丈夫。来てくれるだけでいいわよ」と答える義母。
お菓子作りだけでも大変なのに、会場作りもほとんど自分でやってしまう。いつものことだ。
とはいえ、嫁がお客様然では気が引けるので、これも毎度恒例の「ハチミツ . . . 本文を読む
先週、ユダヤ暦の5774年を迎えたイスラエル。
明日は年に一度の大贖罪の日『ヨム・キプール』で、今日の日没頃から丸一日かけた断食が始まる。[昨年の記事 ←クリック]
世界中の多くのユダヤ教徒がこの日の戒律を実践するのだけれど、社会の営みがピタリと止んで異世界のような静けさに包まれるのはやはりイスラエルならでは。
現代社会の営みから切り離されてみると、「時間はこんなにも緩やかに流れているんだなぁ . . . 本文を読む
昨日は年に一度の大贖罪の日、ヨム・キプールでした。
前日の日没時から翌日の日没後までのおよそ26時間、飲まず食わずで神の赦しを乞うユダヤ教徒にとっては非常に大切な一日です。
飲まず食わずだけならともかく、この日は他にも様々なことが禁じられているので、時間が過ぎるのがそれはそれはもう恐ろしいくらいゆっくり。
具体的にどんなことが禁じられているかというと・・・
・商談や金銭のやりとりなどを含めた一 . . . 本文を読む
8日間に渡る長い祝日が終わり、今ようやくひと息ついているところです。
先々週の金曜日からユダヤ教の「ペサハ」、日本語では「過ぎ越しの祭り」というものがありました。
この祝日は旧約聖書の『出エジプト記』に因んだもので、当時エジプトの奴隷支配を受けていたユダヤの民がモーセに率いられてエジプトから脱した際の苦労を忘れないために代々受け継がれてきたものです。エジプト軍に追いつめられた時に海が二つに割れた . . . 本文を読む