オドビスから北上し、やや内陸寄りの川沿いの街コインブラへ。
夕食はホテルの近くで。定期的にファドの生演奏もあるらしい。
鱈を使ったポルトガル料理
朝食後、この広場から丘の上のコインブラ大学を徒歩で目指す。
素敵なものが待っているのがわかっているので、脇目も振らずにひたすら坂道を登りゆく。
コインブラ大学に訪れたら、見逃してはいけない場所がもう一つ。(注:もっとある可能性大)
到着する頃には既に夕刻が迫っていたため、道すがら宿を手配したのはいいが、フロントで名前を告げるも「はて?」と首を傾げられる。
どうやら私の勘違いでうっかり翌日の日付で予約をしてしまった模様。頭を抱え込む私に女性スタッフが「ちゃんと今晩の部屋を手配できるから大丈夫」と優しく声を掛け、キャンセル料もゼロにしてくれたので本当に助かった。
宿の名前は「Hotel Oslo Coimbra」。少し古めかしいホテルではあるが、ここは屋上のテラスからの眺めが良い。
(車で行く場合は、まずホテル前の宿泊者専用の駐車スペースに一旦停め、チェックイン後に近隣の無料で使える駐車場に案内してもらう。)
夜、丘の頂に浮かび上がるコインブラ大学
夕食はホテルの近くで。定期的にファドの生演奏もあるらしい。
鱈を使ったポルトガル料理
教会の鐘の音と共に迎えるコインブラの朝
朝食後、この広場から丘の上のコインブラ大学を徒歩で目指す。
素敵なものが待っているのがわかっているので、脇目も振らずにひたすら坂道を登りゆく。
コインブラ大学は世界最古の大学のひとつで、その歴史は13世紀に遡る。驚くなかれ、これも世界遺産に登録されている。すごいな、ポルトガル。
ようやく近づいたきた
広いコインブラ大学のキャンパスには、学生以外の観光客も多く見かける。なぜなら、ここは世界遺産であるだけでなく、かの有名な「ハリーポッター」の魔法学校の黒マントのモデルとなったと噂の制服が今でも用いられている所。
ようやく近づいたきた
広いコインブラ大学のキャンパスには、学生以外の観光客も多く見かける。なぜなら、ここは世界遺産であるだけでなく、かの有名な「ハリーポッター」の魔法学校の黒マントのモデルとなったと噂の制服が今でも用いられている所。
あの物語の雰囲気を、出来合いのアトラクションではなく、脈々と実在した数百年もの歴史の重みと共に体感できるなら、ファンでなくとも足を運ばずにはいられない。
コインブラ最大のお目当てはジョアニナ図書館。
20分毎の入れ替え制で、事前にオンラインで申し込むか、キャンパス内のチケット売り場で入場券を購入することが必要。
図書館のある建物の1階には牢獄があり、大学に自治権があった時代、罪を犯した学生は大学の監視下に置かれ、日中は学生として授業を受け、それ以外は囚人として牢獄で過ごしたのだそう。窓さえ無い狭い独房で、現在は見学用に電灯が灯されているにも拘らず、試しに入ってみたら瞬く間に気が滅入った。
図書館は建物の2階と3階。係の案内で見学者は移動する。
まず2階は薄暗い中に歴史を感じる古い時代の書物がずらりと保管されているが、普通と言えば普通の図書館の姿。
凄いのはこの上の階。
一歩足を踏み入れた先は、現代とは全く切り離された別世界。息を呑んでしばらく茫然と立ちすくむ。
坂道を登りながら期待していた素敵なものは、“素敵”という言葉が陳腐に思えるほど圧巻だった。
高い天井や壁の壮大な絵や煌びやかな装飾、2階分の高さのある両側の本棚にびっしりと敷き詰められた古い書物、立て掛けられた梯子さえもが、威厳に満ちて見えた。
撮影禁止のため残念ながら私の手元には写真がないので、興味のある人は「ジョアニナ図書館」で画像検索をすれば、私の語彙不足で伝わらないものを感じ取れるかもしれない。
キャンパスの一角から。さすが世界遺産だけあって、どこを切り取ってもなんだか凄い。
(メインの建物は改築中で目隠しがしてあった。)
コインブラ大学に訪れたら、見逃してはいけない場所がもう一つ。(注:もっとある可能性大)
サン・ミゲル礼拝堂がそれである。
ここも図書館と同じで見学者は入場券が必要。中に入る時はノックをすると、中にいる係の人が厚い木の扉を開けてくれる。
小さな礼拝堂だけど、それはそれは溜め息がこぼれる美しさ。先ほどの図書館とは異なる雰囲気の、可愛いらしい配色の天井画と壁のタイル。耳を澄ますと心洗うような讃美歌が流れている。
ここで結婚式を挙げる卒業生もいるそうで、なんとも羨ましい限り。
目を凝らして見入ってしまうパイプオルガン。
驚いても驚いても、毎日のように感動がやって来る国ポルトガル。
次はポルトガル第二の都市ポルト。乞うご期待。
Nozomi
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