さて、初めてのポルトガル旅行もいよいよ最終日。
名残惜しさを感じながらポルトの街をあとにして向かう先はシントラ。
シントラはリスボンから日帰りで行ける距離にある。本当ならリスボンを発ってから最初に訪れるつもりだったのに、うっかり通り過ぎてしまって最終目的になっていたのだった。
ポルトを朝8時に出発、1回の小休憩を挟んで、昼頃には到着したように記憶している。
今回のポルトガル旅行記では何度も書いている「世界遺産」という言葉、シントラも例に洩れず町自体が世界遺産に指定された場所である。観光スポットとして人気が出たのはわりと最近のようでかなり意外であった。
シントラにはいくつもの宮殿や城跡が小高い山の上にあり、そのひとつひとつが実に個性的な魅力に満ちている。が、イスラエルへの出発を控えた最終日にあれもこれもと見て回る余裕はないので、私が最も心惹かれた「レガライア宮殿」に目標を絞る。小さな町の狭い通りをくねくねとひたすら登っていき、宮殿の入り口付近にたどり着くも、小さな駐車スペースは既に満杯。宮殿付近は一方通行なので、一度通り過ぎたら遠ざかるのみ。徒歩15分辺りのところになんとか車を停めることができた。
入場は事前に購入しておいたオンラインチケットですんなり。
少し歩くと敷地の大きさ、そしてその美しさが目に飛び込んでくる。私が調べた情報によるとかつては王族の別邸として使用されていたものが、その後別の人に買い取られて、遊び心たっぷりの庭園に改築されたのだそう。
一見ヨーロッパでよく見かける美しい庭園のようだが、ここは見て楽しむだけではない。ここそこに冒険心を駆り立てるような造りが施されているので、童心に戻って楽しみたい所である。
言葉で説明するよりも写真の方がその魅力が何倍も伝わるだろう。
名残惜しさを感じながらポルトの街をあとにして向かう先はシントラ。
シントラはリスボンから日帰りで行ける距離にある。本当ならリスボンを発ってから最初に訪れるつもりだったのに、うっかり通り過ぎてしまって最終目的になっていたのだった。
ポルトを朝8時に出発、1回の小休憩を挟んで、昼頃には到着したように記憶している。
今回のポルトガル旅行記では何度も書いている「世界遺産」という言葉、シントラも例に洩れず町自体が世界遺産に指定された場所である。観光スポットとして人気が出たのはわりと最近のようでかなり意外であった。
シントラにはいくつもの宮殿や城跡が小高い山の上にあり、そのひとつひとつが実に個性的な魅力に満ちている。が、イスラエルへの出発を控えた最終日にあれもこれもと見て回る余裕はないので、私が最も心惹かれた「レガライア宮殿」に目標を絞る。小さな町の狭い通りをくねくねとひたすら登っていき、宮殿の入り口付近にたどり着くも、小さな駐車スペースは既に満杯。宮殿付近は一方通行なので、一度通り過ぎたら遠ざかるのみ。徒歩15分辺りのところになんとか車を停めることができた。
入場は事前に購入しておいたオンラインチケットですんなり。
少し歩くと敷地の大きさ、そしてその美しさが目に飛び込んでくる。私が調べた情報によるとかつては王族の別邸として使用されていたものが、その後別の人に買い取られて、遊び心たっぷりの庭園に改築されたのだそう。
一見ヨーロッパでよく見かける美しい庭園のようだが、ここは見て楽しむだけではない。ここそこに冒険心を駆り立てるような造りが施されているので、童心に戻って楽しみたい所である。
言葉で説明するよりも写真の方がその魅力が何倍も伝わるだろう。
宮殿入り口
塔
塔の上からの眺め
光
ここから入ると
螺旋階段状の深い穴
下から見上げる
階段の下は地下通路
洞窟の中を歩く
通路は分かれていて、出口がどこに繋がっているかわからない
向こうの山上に「ムーアの城跡」
入り口で地図をもらうのだが、地図を見ても迷ってしまい、その広大さもあって全部を見て回ることは叶わなかった。次訪れることがあったら、丸一日過ごしてみたい。
さて、リスボンに戻り、呑気に遅めの昼食を食べていると夫が大変なことに気がついた。
二人して出発時間だと思い混んでいたのが実際にはイスラエル到着時間で、乗るはずだった便はとっくに出発していたのである。
慌てて勘定を済ませて、車を返却し、空港へまっしぐら。
週に1便と聞いていたので滞在延期も覚悟したが、代理店の人が夜便に2席確保してくれて、ギリギリ乗り込むことができた。
このドタバタで知ったのだが、イスラエルーポルトガル間の直行便は実はポルトガル航空とイスラエルのエルアル航空の2社があり、2社とも日曜日に発着しているらしい。
後になって振り返ると、勘違いをせず昼便に乗るつもりで計算していたら、ポルトは2泊ではなく1泊のみで、シントラにも寄らなかったかもしれない。結果的にはかなりオッケーな勘違いだったかもしれない。
【ポルトガルまとめ】
1週間の滞在とは思えないほどたくさんの素晴らしい体験ができた。コロナ禍で通常より旅行者が少ない時期だったのが幸いしたのか、観光地巡り、宿の予約、すべてがとてもスムーズだった。おまけに2月とは思えないほどの陽気に恵まれた。
経済的にはヨーロッパの他国と比べるとそれほど裕福ではないかもしれないが、今回訪れた場所はいずれも歴史的文化的な層が厚く、又、ファンタジー感も満載で他の国ではあまり感じたことのないときめきがあった。人々は皆気さくで親切だったし、観光地でも「カモにされている感」はなく気楽でいられたのはありがたい。
食事も美味しく、とりわけ海鮮メニューは毎日の楽しみのひとつで、オビドスのあのタコはいまだに忘れられないでいる。
起伏があり坂道や階段を下りたり登ったりする場面が多く、ちょっとしたハイキング程度の脚力は必要。当然履きなれた運動靴も忘れずに。
街から街は車で移動したが、道路は整備されている上に、ドライバーのマナーもとても良かったので、安全な旅を実感できた。
そして、日本人としてもうひとつイチオシしておきたいポイントは衛生面。ホテルの部屋の掃除が行き届いているのは言うに及ばず。街中にゴミが落ちていることも少なく、何よりトイレが清潔だったこと。それは空港もレストランも、フラリと立ち寄ったガソリンスタンドも同様。旅をする上で重要なポイントになると思うので特記しておく。
渡航自体3日前に決まった旅だったので準備不足は否めないが、「下見(←笑)」としては十分だったのではないかと思う。次は2週間くらいかけて、せっかちなパートナーとは別行動で思う存分楽しむのだと決めている。
Nozomi
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