季節外れの雨

今年のイスラエルは異常気象。
例年なら5月半ばは乾季に入り、仮に雨が降ったとしても気まぐれな通り雨が一瞬ぱらつく程度なのに、今年はまとまった雨が降る日が結構ある。そればかりか、地域によっては雹が降ったところもあり、私が住む街にも先週、雨に混じって雹が降ってきた。その前後に30℃を超える真夏日だったにもかかわらず。
10年近く暮らしているが、この時期にこの雨量は記憶がない。
昨夜も雨音で目が覚めるほどの強い雨だった。
この渇いた地に降る雨は確かに恵みの雨ではあるが、その一方で半月前には季節外れの豪雨のために、後日南部に遠足に出掛けていた高校生が突然の土砂崩れに巻き込まれ、10名もの若い命が奪われるという哀しい事故もあった。


不安定な空模様に心身共に影響を受け、体調不良を訴える人が少なくない。
茹だるような暑さかと思えば、翌日には10℃も気温が下がり、時には雨まで降ってくる。
ヨガの練習もなんとなくキーが外れたようで、いくら呼吸を深めても身体動作に妙なブレーキがかかっているような瞬間が目立つ。
一年の間で身体が最も開く夏に向けての助走期間としては少々物足りなさを感じている。
それでも練習で身体を動かせば、「やってよかった」というなんとも素朴な境地に至る。

予報では明日と明後日も雨マーク。
砂埃混じりの雨で車が泥を被ったようになるのが困りものだ。



金曜日のシャローム先生のクラスの練習場の階下には週替わりで花が生けられている。
ガラス越しに写した牡丹。



Nozomi