インタビュー天国…☆

ここの中国人男子学生はなんか……ジャガイモっぽい。
いくつかの系統に分かれるけど、メークインと男爵の違いくらいで、箱に詰めると"ジャガイモ"なのだ。
100人に１人くらいの割合で、セロリクラスのかわいい男の子がいる。そんな子と仲良くなるのは至難の業。や、別に、あたしはそういう子と特別な発展を求めているわけではない。
声楽の授業で中国学生に囲まれていると、「ジャガイモだなあ…」とついつい思ってしまう。
フォローになるかわからないけど、あたしはフライドポテトもポテトチップスも大好き。

夜、３Ｄに呼ばれて食堂に行った。
日本語学科の１年生の宿題で、日本人にインタビューしなければいけないから、付き合ってやってとのこと。
かわいらしい女の子が３人、あたしを囲んで座った。３Ｄは横で見守っていた。
「１年生の面倒見てるの？ 先輩だねえ。」
「僕は、先生の助手をしているんです。」

どうして留学しようと思ったのですか？ 他の国に留学したことはありますか？ 中国語は難しいですか？ 最後に日本語を勉強している私たちにメッセージをください。
最初に口頭での質問に答えた後、「録音させてください」と来た。
小恥ずかしいけど、まじめにやったよ。
一人、口数の少ない子がいたから、帰り際に「もっと喋ったほうが良いよ」と声をかけた。
何を言っているんだろう。それ、あたし自身のことじゃん……。
もっと中国人と積極的に喋ろう。