夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

中検天国…☆

2013年11月26日 | 旅行
日曜日。
昼ごはんのために表に出ると、木に張り紙がしてある。
「中国語検定試験会場はこちら」
中国語検定、中検。英検の類で、これは日本の中国語協会かなんかが開催していている、日本の中ではそれなりの資格になりうる試験。でも中国ではメジャーではない。
日本と中国国内で年3回、西安で行われるのは年1回、しかもこの大学で行われる、と言うところまでは知っていたけれど、まさか宿舎の教室が会場だとは…。

「西安近郊のいろんな日本人が来るかもよ。」ゆっちゃんを誘って偵察。
午前の部はすでに終わっている。午後にまた試験があるはず。
「午後の試験は何時から?」アーイーに聞いてみた。
「1時半からよ。」
「午前中も日本人来たの?」
「2人来たわ。男だったわね。」
2人って…。

まだ試験まで時間がある。宿題もあるし、15分前くらいにまた覗きに来よう。
一度解散しようとしたところで、明らかにここの留学生ではない中年の男性が見えた。
入り口でアーイーが大きな声であたしを呼ぶ声が聞こえた。
その男性とすれ違いざまに「こんにちは」と言って、アーイーのところへ行く。
「今の日本人だったね。」
「だから呼んだのよ。」ご親切に…。

そのまま階段の踊り場の窓から、他にどんな日本人がやってくるか、見張っていた。
友達になれそうな日本人が来ないかな…。
4人組がやってきた。彼らはちょっと若すぎる。「違うんだよね~」
女の子が1人やってきた。ロングの金髪、化粧濃い目……。あたしたちは彼女を見た途端慌てて隠れた。
「あたしたちが今やってるのって、物色ってやつだよね」ゆっちゃnが言った。その通り。
その後ちょっと待ったけれど、日本人はぎりぎりには来ないだろう、もう来なさそうだから部屋に戻った。

5月に北京へ行った時、道端でたまたま知り合った北京在住の日本人が、西安に来てくれた。
中年男性で、10年以上中国にいて、仕事で各地を回るけれど、観光はあまりしたことがないと言う。
日曜の夕食を一緒に食べた。今日は1人で昼間に兵馬俑と華清池に行ってきたとの事。
「兵馬俑は一度見てみたいと思ってたんだよ。知り合いでもいないと西安なんかにはなかなか来ないからね。」
知り合いと言っても北京で15分かそこら話した程度。その後度々メールをくれていた。

夕方いつもの4人を引き連れて、大雁塔の方まで出て一緒に韓国料理を食べた。
ずっと中国料理を食べてきている人に、わざわざここの特色料理を紹介することはない。
うちらもたまには違う物を食べたい。「奢ってくださいね~」

「僕はここに留学に来る子達が、どうして中国語を選んだのか、どうして西安にしたのか、興味があるんですよ。」
すごく話しやすい男性で、会話も盛り上がった。
あたしと北京で出会ったときの印象をこう話す。
「彼女はね、携帯盗まれて、バイクタクシーにひどい目に合わされて、すごく怒ってたんだよ。」
あたしは怒ってたイメージか。たしかに。

明日の昼の便で北京に戻られるらしい。ごちそうさまでした。