<発売日>2017/3/24
<JAN(規格番号)>0819873014355
<内 容>
天才ギタリストから真のアーティストへ――。 バディ・ガイの秘蔵っ子、ブルース・ギターの若き継承者、クイン・サリヴァン。齢17歳にしてキャリア10年選手、現在急成長中の彼がギタリストだけでなく、アーティストとしてその才能と可能性を広げていった通算3作目にして現時点での最高傑作『MIDNIGHT HIGHWAY』完成!
■ 人生の75%以上をプロフェッショナルなミュージシャンとして、音楽とギターに捧げてきた天才ギタリスト、QUINN SULLIVAN (クイン・サリヴァン)。これまでバディ・ガイ、エリック・クラプトン、ロス・ロボス、ザ・ルーツ、デレク・トラックス&スーザン・テデスキ、ジョー・ボナマッサなどの凄腕プレイヤーたちと一緒にステージに立ち、さらにはB.B.キングのオープニングを務めた時には、彼の愛用するギター“ルシール”をステージ上で弾かせてもらうという栄誉にも預かったことも!全米をツアーやフェスティヴァルで回り、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルにも出演。そして「The Tonight Show with Jay Leno」、「Late Night with Jimmy Fallon」、「Conan」、「The Ellen DeGeneres Show」など全米の人気TV番組にも登場してギターを披露した経験を持つ彼は、まるでキャリア数十年のベテラン・アーティストのようだが、実はまだほんの17歳!!!未成年なのである!!!
■ 音楽好きの両親の元に生まれたクインは、物心ついたときからその親に連れられて、コンサートやフェスティヴァルに足を運び、観客の中、ステージを見ながら、見よう見まねで持ち歩いていたギターを掻き鳴らしていた。3歳からギターを習い始めたという彼は、その頃からジャムることを覚え、6才の時には天才児として全米ネットの人気TV番組「The Ellen DeGeneres Show」で紹介され、注目を集める。そんな彼のアイドルは、ビデオを通して大ファンとなったブルース・ギターの巨匠、バディ・ガイ。その憧れのギタリストが地元にやって来たとき、父親は本人と直接会える機会をアレンジしてあげたそう。ショウの前にバックステージを訪ねた彼は、憧れのギタリストにサインをもらうべく自分のギターを差し出したが、バディ・ガイは自分の前でギターを弾いて見せてくれることを条件にサインをしたという。それを切っ掛けに、僅か8歳のクインは、何と、バディ・ガイのマサチューセッツ公演のステージに呼ばれ、ブルースの大御所と一緒にギターを演奏することになった。それ以来、クインはバディ・ガイと固い師弟関係で結ばれている。
■ 17歳にしてクイン・サリヴァン通算3作目のアルバムとなるのが本作『MIDNIGHT HIGHWAY』。数々の名盤が生まれたナッシュヴィルの伝説的スタジオ、ブラックバード・スタジオでレコーディングされたこの作品には、バディ・ガイのアルバムに参加したミュージシャンが数多くバックを務めている。その中には、ベースのマイケル・ローズやトム・マクドナルド、ギターのロブ・マクニーリー、そしてキーボードにはスティーヴィー・レイ・ヴォーンのダブル・トラブルのメンバーでもあったリース・ワイナンズが参加している。プロデュースを手掛けるのは、やはりバディ・ガイのアルバムを手掛けた経験を持つグラミー賞受賞プロデューサー、トム・ハムブリッジ。ちなみに彼はドラムスも担当している。
■ ギタリストとして大きな注目を集めているクインだが、今作ではソングライティングにも力を入れているという。「音楽的にどこまでいけるか、このアルバムで試してみたかったんだ。今までよりもたくさん、クリエイティヴなインプットを与えてもらったし、ソングライティングにも積極的に取り組んだ・・・それでもブルースから完全に離れたいとは思わなかった。自分のホームだからね。でも、もっと自分を広げたいと思ったんだ。ヴォーカルをマスターすることも大事だった、これは数多くのツアーや演奏を重ねたことと、ヴォーカル・コーチについた結果だけどね。数年前に変声期を迎えた時は、ちょっとぎこちない時期もあったけど、これまでの道のりには満足しているよ」
■ 流石17歳というべきか、成長期真っ只中のクインについて、プロデューサーのトム・ハムブリッジもクインについて”まるでスポンジのように、周りのものを何でも吸収している”と語っている。「彼は常に耳を澄まして聴いているし、すごいアーティストの周りにいることも多い。弾くたびに少しずつ音楽性が深くなっていくんだ。勿論、バディ・ガイは彼の師匠だけど、彼は、バディの無謀なまでの奔放さを受け継いでいるね」
■ 「アーティストとしての大きな目標はもっとソングライティングに力を入れることだ」と語るクイン。その言葉通り、今作で彼は「Eyes For You」、「Lifting Off」、「Going」の3曲を手掛けている。またアーティストとして、彼はジョージ・ハリソンの「While My Guitar Gently Weeps」にも挑戦している。ブルースと同じぐらいビートルズも敬愛しているクインは、プロデューサーのトムと一緒に、可能な限りビートルズの”ホワイト・アルバム”の音世界を再現しようと考えたという。その為に、マイクのセッティングやオルガンの音色まで制作過程を細かくしらべたという。その成果がアルバムの12曲目に聴くことができる。
■ キャリア10年選手だけど、まだ17歳。これから間違いなくどんどん成長し、その音楽的可能性を広げているであろう若きブルース・ギタリスト、クイン・サリヴァン。そんな彼に師匠のバディ・ガイはこうアドヴァイスしたという:「一所懸命がんばれ。奴らに覚えてもらうんだ」。クイン・サリヴァン、彼の名前は憶えていて損はない!