
こんにちは、「食を通じてすべての人の幸せに貢献する」を理念に小田原・箱根地域にて飲食店を展開する、株式会社JSフードシステムです!
小田原市の「民間提案制度」に基づく市有物件の民間貸付事業として、歴史的建造物である「豊島邸」にて、来る2023年2月23日に、うなぎ料理専門店「豊島鰻寮 一月庵(としままんりょう いちげつあん)」をオープン致します。
国登録有形文化財にも登録される「豊島邸」ならではの落ち着いた雰囲気の空間で、「うなべ」や「うぞふすい」をメインとした、うなぎ料理を提供してまいります。
全国的に見ても市の民間提案制度を利用し、歴史的建造物の利活用による飲食店運営は大変珍しい事例となっております。
■国指定登録有形文化財 豊島邸
豊島邸は1941年(昭和16年)に建築された歴史的建造物。
箱根宮ノ下の開業医・故豊島牧四郎氏の別邸として使われ、「一月庵」と称し、ながらく愛されてきました。
付書院等を設えた書院風と様々な化粧天井等を持つ数寄屋風の意匠を組み合わせた木造平屋建ての建物で、敷地の南側には趣のある重厚な格調高い瓦葺屋根付き門と黒板塀があり、魅力的な景観を形成する建造物となっており、その造りは歴史ある城下町小田原の奥深い情緒を今日にも伝えています。
建物との間には一面にはられた芝や松の他、さまざまな植栽と枯山水の水景が絶妙に配置され、簡素ながらも季節ごとに移り変わる風情が感じられる和風庭園となっています。
この明るい庭園は小田原の市街地に残された数少ない緑地となっております。
建設当時は、建築統制や配給制限が行われた時代で大きな建物は建てられず、そのために出窓を多用し 広く見えるようにしたりと、関東大震災に自ら被災した棟梁が職人の技を集結して材を吟味し造った住宅であり、門・塀、庭を含めてほぼ建設当初の姿です。
当時の町場の職人の技が残されていることも大変貴重であり魅力のひとつとなっております。
■歴史的建造物で楽しむ うなぎ料理専門店「豊島鰻寮 一月庵」
「豊島鰻寮 一月庵」では自然豊かな和風庭園を眺めながら古き良き時代にタイムスリップしたような非日常空間の中で、「うなべ」や「うぞふすい」をメインとしたうなぎ料理を提供してまいります。
「うなべ」
食べやすく骨を抜いた筒切りのうなぎやネギが入った吸い物風の鍋。
「うぞふすい」
ご飯や餅、野菜、卵、白焼きのうなぎを入れた雑炊。
その中身は実にシンプルではありますが、香ばしいうなぎの旨味と出汁が効いたスープは、あっさりとしながらも風味豊かで優しい味わいとなっております。
一度召し上がったら忘れられないとも云われるうなぎ本来の味をぜひご堪能ください 。
また、宵の宴には和風庭園にて静けさと華やかさを演出するライトアップもお楽しみいただけます。
豊島鰻寮 一月庵では、主屋に併設された画廊を公開し、豊島牧四郎氏の絵画を常設としながら、小田原を活動拠点とする芸術家の発表の場や、地域の集まりの場として活用したいと考えております。
これら食や芸術を通じて、小田原観光の回遊拠点の場として地域の活性化にも繋がるような役割を果たしていきたいと考えております。
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