💓Cocomademoiselleココ・マドモアゼル💓富野有紀子のブログ💓

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

執着・・・

2009年04月13日 | ♥ 私の思う事

先日、マンションを管理する不動産屋さんから玄関先の植木を撤去するように言われました。うちに来た事がある人なら皆さんご存知の通り、玄関のドアの両サイドには沢山の植木鉢に植えた緑の植物があり、その世話をする事は私の楽しみ、生きがいの一つでもありました。

植木鉢の数は沢山だけれど、どれ一つとっても通路を邪魔している物は無く、枯れた植木鉢を置いて景観を損ねているわけでも無く、枯れ葉が飛んで迷惑をかけないようにいつもきれいに掃除をして気をつけていたので納得が出来ません。

訊ねてみたら「消防の為」という理由でしたが、ここに住み始めて以来8年近く経ちますが、今までに一度も撤去するような事を言われた事がなかったので、かなりのショックでした。8年近く大切に育てた植木の幾つかは、ベランダに運び、ベランダに置ききれない分は実家に運び、幾つかは処分し・・・・・。腑に落ちない私にとっては、何とも悲しい作業でした。

数日間、自分の生きがいを奪われたような気分で凹んでいたのですが昨日の「言葉のエネルギー」の話を思い出し自分自身を納得させました。

撤去する事を宣告されたのはショックでしたが、本当に災害が来た時にこの植木鉢が倒れて隣の家の人の非難の妨げになったらきっと撤去しなかった事を後悔する。そして撤去してその状況が来たら、きっと不動産屋の言う通りにした事を感謝するだろう・・・・と。

そして、私の生きがいは植木の世話だけではないと。

そして私が凹んだ一番の要因は、植木への「執着」だ・・・・っと感じたのです。

ある本に「人生の前半は獲る事を目的とし、人生の後半はそれを捨てる事が目的である」という一節を読んだ時、その通りかも・・・・と感じて今、私自身も後半の人生を生きているつもりでした。自分自身を一番苦しめる「執着」する事。今回は、それを捨てる機会の一つだったのかもしれません。

植木への「執着」を失くしたら気持ちも晴れて、しなければいけない仕事があるけれどこの頃作っていなかった楽しいモコモコを一品だけ作ろう♪っと思い立って横道に反れて作ってみました。先日作った物よりも少し大きめの「モコモコソーイングボックス♪」。

やっぱり楽しいわ~♪

ホホホ・・・・今じゃあこれも私の生きがいだったわ~♪(笑)

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