最初に作品展を開催したのは、アンティークな家具を扱う名古屋の郊外の素敵なお店でした。そのお店の家具売り場のディスプレイにアンティークな日傘があり、レースでヒラヒラとした素敵な日傘がいつまでも忘れられませんでした。
展示が終わった後、自分の持っていた白い日傘に素敵な日傘のイメージで化繊のレースとピンクのリボンを縫い付けて自分の部屋のディスプレイにしたのでした。
真っ白のレースに真っ白の傘。やっぱりあの素敵な傘の「アンティーク」な雰囲気には近づけません。
.
日傘にレースを縫い付けて以来16年。
レースも傘も色褪せて、ようやくあの時の素敵な日傘の雰囲気が出てきました。
.
.
そう、忘れられないアンティークな傘、それはこんな傘だったのです。
元はシンプルな白い日傘。レースを一杯縫いつけて、時間と共に(汚れて)味が出てアンティークと間違えそう?
・・・・ってなわけありません。何せヒラヒラレースは「化繊」のレースですから(笑)。