ママが入院して植物状態になって以来、
生きているのに反応が無いママを
生きているとも死んでしまったとも
どちらとも思えない複雑な心境でした。
ピンクのお気に入りのセーターを着て、
お花一杯に溢れたママの棺。
病気だった時とは全く違い
ニッコリ笑顔のママでした。
棺の蓋を閉め、ママは炉の中へ。
そして数時間後、燃えて骨だけになったママを見て
今度こそ本当にもういなくなってしまった事を
目の当たりにしました。
お葬式は、死んでしまった人と
「お別れ」する儀式だという事を痛感しました。
生きてるような死んだような存在だったママは、
もう本当に死んでしまったのだ・・・・。
半年もの間、満足に家族との面会も出来ず
病院で独り頑張ったママ。
最期を家で過ごす事が出来たので、
ママにとっても私達姉弟にとっても
この選択がベストだったと思っていますが、
栄養を止めて水分の点滴だけにするという選択をした時に
看護婦さんの無神経な発言
「どんな姿でも親には生きてて欲しいよね」の言葉が
今は心に響きます。
ママの死んだ事を知らずにいたパパですが、
車でに迎えに行った際に「ママの様子はどうだ?」と
聞いてきたので、
「自分で見て確認しなさい!」と私。
祭壇が組まれた仏間を見て
流石にママの死を知ったようで
棺の窓を覗きながら
泣く事も無くお経を唱え始めました。
ママを散々苦しめた張本人のその姿に、
私も弟も複雑な気持ちでした。
退院してママと11日間もずっと一緒に過ごす事が出来、
ママの最期を姉弟で看取る事が出来て
本当によかったと思っています。
沢山の事業所のスタッフがママが家で過ごせるように
ローテーションで動いて下さり、
ママとの時間を快適に過ごす事が出来ました。
介護の仕事は、最後はお別れになってしまうので
寂しい仕事だな・・・・と勝手に思っていましが、
そうではなくて、利用者と家族の最期をサポートする
素晴らしいお仕事だと思いました。
携わって下さった皆さん、
ママの事を心配して見守って下さった皆さまに
心から感謝しています。
ありがとうございました。
私の生きる支えだったママが亡くなってしまい
茫然自失しそうな私ですが、
7月5日に東京のパレスホテルにて開催される
「エレガントコレクション」なるイベントに
初出展する予定なのです。
まだ作品が数点しか無く(^-^;
あと2か月ちょっとで必死に作らなければ!
そんなこんなでメソメソ泣く暇はありません!
明日からまた頑張りますので、
製作報告を見て下さいね♪
ありがとうございました💛