博文(ひろぶみ)通信

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自立と自律

2014-08-01 18:23:55 | 日記

<7/31付け福島民友ニュースより>

「被災者の自立と自律考える」 倉本聰さんが見た“福島”

福島第1原発の免震重要棟で小野明所長(左)から説明を受ける倉本さん(右)

 脚本家倉本聰さん(79)が30日まで、被災地・福島を舞台とした演劇「夜想曲-ノクターン」の脚本完成に向け東京電力福島第1原発や帰還困難区域などを取材、双葉郡の避難住民らの話にも耳を傾けた。倉本さんは同日、福島民友新聞社の取材に対し、震災から4年目の夏に歩いた本県の復興について「被災者は自立すべきと言われるが、自分を律する『自律』という言葉もある。自立するには自分を律しなければならず、『脱被災』というものを考え始める時期に来ているのかもしれない」と語った。
 倉本さんは今回、被災者が自らの力で復興の歩みを進める大切さも感じたといい、県民を慰められる作品の完成に意欲を示した。「夜想曲-ノクターン」の脚本について「津波と原発事故による避難が連鎖した被災地として富岡町、同町夜の森地区などが舞台になる」と明らかにした。「夜想曲-ノクターン」は来年1月から全国公演に入り、県内でも福島民友新聞社の創刊120周年記念事業などとして2月から、南相馬、会津若松、郡山、いわき、福島の5市で上演される。


(2014年7月31日 福島民友ニュース)

 

 

*参考までに

 

キャリアポートレートコンサルティング代表:村山 昇

 

「自立」と「自律」の違いを考える

ハイハイをしていた赤ん坊がやがてみずからの2本の脚で立ち上がる。
これが「自立」である。
そして自分の脚で立った後、今度は自分の意志のもとに方向づけして進んでいく。
これが「自律」である。

自立と自律には大きな差がある。
自立は、能力・経済力・身体といった“外的な”要素による独り立ちである。
自律は、価値観・信条・理念・哲学といった“内的な”要素による独り立ちである。