一昨日の続きです。
○次に、「いこいの村なみえ」の整備状況について、ご報告いたします。
一時帰宅をされる町民や事業再開のため準備をされる事業者の滞在施設、また町に来訪される町外の方々の宿泊場所として、いこいの村なみえの施設整備を行っております。
ログハウスタイプのコテージについては5棟20部屋、いこいの村の本館については8部屋の客室と浴室・サウナなどの改修工事を行っており、年度内には完成する予定で、今後、管理運用面の準備を進めてまいります。
○次に、「まちづくり会社」の設立について、ご報告いたします。
官民協働のまちづくり、地域活動の活性化などを目的に、まちづくり会社「一般社団法人まちづくりなみえ」を1月22日に設立いたしました。
このまちづくり会社では、
①町民雇用の実現のための、公共施設の清掃や草刈りを行う管理事業
②地域コミュニティの再生や地域活動を支援する、地域づくりコーディネーター事業
③町民による震災伝承事業として、視察・語り部事業
④交流人口拡大のための、観光ツアー事業
⑤町内での交流の場の創出のためのイベント事業 などを行います。
現在はこれら事業を進めるための人材確保や事務所準備など、来年度当初からスタートできるよう準備を進めております。
○次に、雇用の場の創出・企業誘致の取り組みについて、ご報告いたします。
北・南産業団地整備については、基本設計、地権者へ事業説明が完了しており、現在は北産業団地の用地買収を進めながら、実施設計に着手しておりますので、今後は各種許認可を進めつつ、造成工事を計画的に行ってまいります。
また、早期に進出を希望される企業へ提供する用地として昨年度取得した浪江日本ブレーキ株式会社の既存建屋の解体工事や敷地整備工事を進めており、今年度末の供用開始を予定しています。
さらには、大規模水素製造拠点及びロボットテストフィールドの誘致箇所として整備を進めている棚塩産業団地においても、イノベーション・コースト構想関連産業の誘致を目指し整備を進めております。
誘致活動については、1,500件超の事業者へアンケート調査を行い、うち30件程度の訪問ヒアリング等を実施したところでありますので、今後はより立地可能性の高い事業者等へ重点的に誘致活動を展開してまいります。
○次に、大規模水素製造拠点整備の取組状況について、ご報告いたします。
東京五輪・パラリンピックに水素エネルギーを活用することを目指して、NEDO(ネド)が実施する大規模水素製造拠点の整備事業について、浪江町では、昨年12月にUR都市機構と拠点施設が立地する棚塩産業団地整備に係る業務委託契約を締結いたしました。
また、2月26日にUR都市機構が工事請負会社と契約を締結したところであり、4月15日には、起工式の開催を予定しております。今後は、早期に造成工事に着手し、7月の水素製造プラント建設着工までに事業用地を提供できるよう、計画的に事業を進めてまいります。
今日はここまで。