博文(ひろぶみ)通信

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H30年3月定例会行政報告その1

2018-03-22 18:06:14 | 日記

今日から、町長の3月定例会行政報告を行います。

 

平成30年浪江町議会3月定例会の開会にあたり、行政報告に先立ち、改めて東日本大震災によりお亡くなりになられた方々、過酷な避難生活の中で命を落とされた方々の、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し深く哀悼の意を表します。

 

 さて、昨年3月の一部の避難指示解除から、まもなく1年を迎えようとしております。

 この1年、一層の生活環境整備を図るべく、災害公営住宅等住環境の整備をはじめ、デマンドタクシーの運行、浪江にじいろこども園やなみえ創成小中学校の整備等、町の再生に向けた様々な施策に積極的に取り組んでまいりました。

 先日公表された住民意向調査では、帰還者も含め、「すぐに・いずれ帰る」と答えた割合が16.8パーセントと前年度調査に比べ、わずかに減少したものの、「判断がつかない」と答えた割合は、31.6パーセントと3.4パーセント増え、「帰還しないと決めている」と答えた割合が49.5パーセントと3.1パーセント減少しており、少しずつではありますが、町の復興の進展により、「帰れるかもしれない」と思われている町民の方々が増えたものと感じております。

そうした町民の皆さんの想いに応えるべく編成を行いました、平成30年度当初予算について述べさせていただきます。

 

来たる平成30年度は復興計画第2次に掲げる「本格復興期」の2年目となる年であり、これまで進めてきた町内の生活環境の充実と町内での賑わいの回復に加え、持続可能なまちづくりを目指し、雇用の確保に向けた産業関連事業を重点に予算化をし、一般会計においては平成29年度当初比で22.9パーセント増の、総額329億4,500万円の大規模予算となりました。

予算規模が拡大する一方、歳入におきましては、避難指示解除区域の固定資産税について法定減免を超えて町独自に全額減免するなど、非常に厳しい状況の中、町民の生活再建に最大限配慮をいたしました。そのため、引き続き町税等の自主財源の確保が困難であることに加え、地方交付税等の一般財源が減少するなど、厳しい財政運営となりますが、福島再生加速化交付金や東日本大震災復興交付金等の復興財源を最大限活用しつつ、財政調整基金や復旧・復興基金等を取り崩し、財源の確保を図りました。

歳出におきましては、さらなる町内生活環境の充実を図るため、公設商業施設の整備を進める予算を計上いたしました。また、産業再生と雇用創出に向けた棚塩産業団地におけるロボットテストフィールドと水素製造拠点施設を、今夏から順次着工いたします。さらに、「北・南産業団地」、「交流・情報発信拠点」の造成工事にも着手いたします。

町の復興・創生の核となる、「請戸漁港の荷捌き施設等の整備」、「水産加工団地の整備」、「農業用施設の復旧」、「農地の保全と新たな農業形態の検討」など、第一次産業の再生も併せて進めてまいります。

町の復興・創生のため、不退転の決意をもって全力を挙げて取り組んでまいりますので、議員各位の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。


今日はここまで。


幾世橋住宅団地完成式

2018-03-20 17:13:50 | 日記

今日は、午前10時より貴布祢において、幾世橋住宅団地第2期の完成式が開催されました。

また住宅団地内では、テープカットや入居者代表への鍵引き渡しが行われました。

 

幾世橋団地は、第1期分22戸が昨年6月に完成(現在全戸が入居済)し、今日の第2期分63戸と合わせ、計85戸が整備されました。なお、63戸分は4月から入居開始となりますが、現在11戸の残室があり、再募集を予定しています。

また、すでに幾世橋集合団地(旧雇用促進住宅)80戸(現在8戸の残室があり、再募集予定)が、昨年8月に整備されています。

今後の町住宅関係の整備計画は、請戸大平山を造成し、31年9月から10月に分譲地16区画の販売開始予定。また、津波被災者及び帰還困難区域の方々が入居対象となる災害公営住宅26戸は、32年1月入居開始予定となっています。整備が遅れている理由は、大平山には埋蔵文化財があり、その調査に約2年を要するためです。

 

 

 

 

 


H30年第1回浪江町議会臨時会

2018-03-19 14:04:31 | 日記

いや~、久しぶりの更新です。プライベートで色々あったものですから・・・。

また、1月22日に遡って議会報告します。

 

H30年第1回浪江町議会臨時会(平成30年1月22日開催)

 今臨時会では、工事請負契約の締結4件、工事請負契約の変更4件、売買契約の変更1件、H29年度一般会計補正予算など計13件が上程され審議の結果、全議案とも可決しました。

 なお、審議した主なものは、次の通りです。

◎工事請負契約の締結及び変更について

・工事請負契約の締結について

30年度末に整備予定の請戸漁港水産共同利用施設(荷捌き場)整備工事の契約の締結

 

 ・建築 *契約の方法:制限付き一般競争入札 *契約の相手方:横山・佐藤商事特定建設工事共同企業体

     *契約金額:853,200,000円    *工期:平成31年3月22日 

 ・機械設備 *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:双葉設備工業株式会社浪江営業所

     *契約金額:304,849,440円    *工期:平成31年3月22日

 ・電気設備 *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:株式会社 横電

     *契約金額:139,860,000円    *工期:平成31年3月22日

 

津波被災した南棚塩地区の災害復旧工事の契約の締結

 ・その1 *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:株式会社 泉田組

     *契約金額:223,560,000円    *工期:平成31年3月22日

 ・その2 *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:横山建設株式会社

     *契約金額:301,320,000円    *工期:平成31年3月22日


・工事請負契約の変更について

旧日本ブレーキの建屋解体工事の契約の変更

  *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:東北工業建設株式会社

  *契約金額:変更前615,600,000円➡変更後622,694,520円    *工期:平成30年1月31日

●いこいの村なみえ改修工事(第2期)の契約の変更

  *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:株式会社 泉田組

  *契約金額:変更前217,080,000円➡変更後196,021,080円    *工期:平成30年3月23日

●いこいの村なみえ機械設備改修工事の契約の変更

  *契約の方法:指名競争入札 *契約の相手方:株式会社 小黒設備工業

  *契約金額:変更前86,400,000円➡変更後133,246,080円    *工期:平成30年3月23日


・売買契約の変更について

●町内災害公営住宅幾世橋地区第2期(63戸)の契約の変更


  *契約の方法:随意契約 *契約の相手方:積水ハウス株式会社 仙台シャーメゾン支店

  *契約金額:変更前1,413,056,880円➡変更後1,398,678,840円    *工期:平成30年3月26日



以上です。ここまでの掛かった時間が1時間半。久しぶりの更新でしたので、疲れました。


先日、はがきを頂きました。

「思い出深い浪江東中の桜の木をなぜ伐採したのか」との内容でした。

教育長に伺いました。

「現在、なみえ創成小・中学校を整備していますが、工事車輛の通行のための伐採ではなく、線量は除染によって大幅に低減しましたが、心配する保護者がいないとは言えないので、念には念を入れ、伐採しました。ご理解ください」とのお答えでした。なお、開校式には記念樹を植えるそうです。

はがきには、名前がありませんでした。このブログの訪問者ならいいんですが・・・。