今日は新潟の直線1000mの競馬からピックアップしてレース検討をしてみようかと思います。この「直千」競馬は、スペシャリストがいるというか、ダート馬が豹変したり、芝の1200で惨敗してきた馬が突然開眼したりと、その(潜在)能力を測るのが難しいのですが、逆に言えば、一発大穴の魅力もある、非常にユニークなレースだと思います。今回は日曜10Rに組まれた2勝クラスの特別戦・驀進特別を取り上げてみます。先日のアイビスSDは、掌中にあった高配当がするりと抜けてしまって悔しい思いをしたので、何とかリベンジといけばよいのですが。
驀進特別【2023年8月6日新潟10R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
驀進特別の過去10年データ、好走馬一覧(2023年8月6日新潟10R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
過去10年の勝ち時計を見ると、良馬場で施行された年の平均は54.68秒、勝馬の上がり脚の平均は32.32秒です。これをふまえれば、全体時計54秒台、上がり脚32秒台前半の持ち時計をもっている馬は「当確」となりますが、メンバー中にそんな馬がいるでしょうか。まずはすでに「直千」を経験している組の持ち時計(過去1年くらい *モテモテは2年前)を比較してみます(〇数字は人気順、□数字は着順です)。
・牝5 56エスジープリンセス 22/10/15 55 2勝・飛翼特別 ⑥2⃣ 55秒2 31.7
・牡4 58オリエンタルキング 23/05/20 58 1勝・飛竜特別 ⑯5⃣ 56秒3 32.9
・牝5 56ディアナグラン 22/07/30 55 1勝C ⑪9 55秒8 33.3
・牝5 56ティフォーザ 22/07/30 52 1勝C ⑦7⃣ 55秒6 32.6
・牝3 54トレンディスター 23/05/13 54 1勝・はやぶさ賞 ①1⃣ 55秒3 33.3
・牝4 56バオバブスピリット 23/05/20 56 1勝・飛竜特別 ②1⃣ 55秒6 33.2
・牡6 58フチサンメルチャン 22/10/15 57 2勝・飛翼特別 ⑧3⃣ 55秒3 32.4
・牝4 56ボンクラージュ 22/09/04 53 1勝・雷光特別 ②1⃣ 55秒1 32.5
・牡5 58ミキノバスドラム 22/10/15 57 2勝・飛翼特別 ⑭10 55秒7 33.3
・牝7 56モテモテ *21/10/09 54 1勝C ③1⃣ 54秒8 32.4
・牝5 56ルルルージュ 22/08/21 55 1勝・閃光特別 ⑤1⃣ 55秒3 32.1
・牝4 56ロサロッサーナ 22/05/21 51 3歳未勝利 ①1⃣ 54秒8 32.6
順番づけは難しいのですが、斤量、全体時計を加味して上がり脚を比べると、エスジープリンセス、ルルルージュに、ボンクラージュ、フチサンメルチャン、あとは時計が古いですけど、モテモテ……あたりが有力な感じです(ロサロッサーナは斤量51㌔の時計なので割り引きます)。
その他のデータも見ておきましょう。過去10年の3着以内の馬たちの性齢は以下のとおりです。
・3歳=7頭 ・4歳=6頭 ・5歳=10頭 ・6歳=5頭 ・7・8歳=各1頭
〇牝馬19頭 〇騸馬2頭
確かに5歳馬が多いですが、世代の偏りがそれほど顕著に現れている感じはしません。それよりも、牝馬が圧倒的に多いという方がポイントではないかと思います。
臨戦過程(前走)や血統については、それほど明瞭な傾向はないと思うので略します。
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬だけ確認しておきましょう。
・ステラダイヤ 2・1・3・11
・セイラブミー 2・1・0・24
・ダレモトメラレナイ 2・4・1・6
・ボルタドマール 2・2・3・16
・ミキノバスドラム 6・1・2・20
本命サイドで決着するとすれば、去年秋の「直千」飛翼特別で上がり31秒台の脚でクビ差2着したエスジープリンセス中心でいい感じがします。しかし、同レースで3着し、1年前の本レース、驀進特別でこのエスジープリンセスに先着しているのがフチサンメルチャンですから、もしエスジープリンセスに人気が集まるならっば、狙っておもしろいのはフチサンメルチャンの方でしょう。今日の段階では、こちらを中心視しておこうと思います。これに「直千」を初めて走る組からどんな穴馬が飛び出てくるか(来ないのか)というところでしょう。メインのGⅢレパードSの前に一稼ぎといきたいところです。
本日もお読みいただきありがとうございました。台風6号の接近で沖縄は大荒れになっていますが、進路予想が変わって、関東の方に近づいてくる気配もあります。暴風雨の最中にある沖縄の人たちも心配ですが、次は自分たちかも知れません。何とか無事でありますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます