今日は土曜京都の阪急杯を検討してみます。例年よりも一週早い気がしますが、来月のGⅠ高松宮記念に向けた重要な前哨戦の一つです。本番より1ハロン長い分、マイルの実績馬たちも参戦して、かなりの混戦となりそうです。これまでずっと阪神開催だったので、京都とは血統の適性が微妙にズレると思いますが、過去10年のデータをもとに、中心馬を絞り込んでみます。
1)前走(ステップ)と間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇阪神C 6頭(ソーダズリング⑪6着 トゥラヴェスーラ⑫7着
アサカラキング⑧9着 ダノンスコーピオン⑭10着
ダノンマッキンリー⑤11着 モズメイメイ⑮15着)
〇京都金杯 4頭(シュバルツカイザー⑪7着 ゴールデンシロップ⑫15着)
〇シルクロードS 3頭(ジャングロ⑮11着)
〇マイルCS 2頭(オオバンブルマイ⑧12着)
間隔については一番多いのは中8週(阪神C)で、次が中3週(シルクロードS)ですが、いずれも突出しているわけではなく、全体としてあまり気にしなくてもよい感じです。とりあえず阪神C組に着目するくらいで十分でしょう。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 6頭 〇5歳 11頭 〇6歳 7頭
〇7歳 5頭 〇8歳 1頭
/〇牝馬 4頭 〇騸馬 2頭
5歳が強いレースです。阪神C組の5歳馬3頭(ソーダズリング、アサカラキング、モズメイメイ)に目がいきます。あと、7・8歳の年長馬も頑張っている印象ですが、10歳のトゥラヴェスーラはどんなもんでしょうか。
3)血統
京都開催の今年は難解ですが、同条件の京都牝馬S(今年は施行なし)の傾向を参考にすれば、近年ロベルト系が絡んでいるところが注目点です。父・母父系でピックアップすると、以下の馬たちが該当します。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ソーダズリング :父ハーツクライ(サンデーサイレンス)/母父シンボリクリスエス(Kris S.)
・ダノンマッキンリー :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父Holy Roman Emperor(Danzig系)
・フォーチュンタイム :父グレーターロンドン(ディープインパクト)/母父ブライアンズタイム(Roberto) ・ヴァトレニ :父グラスワンダー(Silver Hawk)/母父サンデーサイレンス(Halo)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 伏兵の一発を警戒:⑥人気以下の馬が4勝
② 6歳以上の馬も健闘:6・7歳の複勝率15.1%
③ 前走5着以内馬が優勢:複勝率27.7%
④ 前走も同距離が優勢:複勝率26.7%(過去5年では34.8%)
浮上するのは、op昇級初戦ですが、フォーチュンタイムとフルメタルボディーに、年長組からダノンスコーピオンとトゥラヴェスーラです。ソーダズリングは前走6着ですが、次点で名前だけ挙げておきます。
5)宮田式バイオリズム◎
・オオバンブルマイ 4・0・2・5
・セッション 2・3・2・8
・ダノンスコーピオン 4・0・2・14
・ドナベティ 3・1・0・7
・フォーチュンタイム 4・1・0・0
・ブーケファロス 4・3・2・14
6)結 論
阪神C組が実績的に上位ですが、昔の名前で出ていますというか、新味に欠けるので、4歳のフォーチュンタイムの伸びに期待しようと思います。まだopに昇級したばかりですが、前走の時計は今回の阪神C上位組とそれほど差がありません。このメンバーに入ると上がり脚がもうちょい必要ですが、そこは4歳の成長力で埋められるのではと思います。新星誕生といくかどうか。相手の一番手は阪神C組からソーダズリングで、去年の京都牝馬Sでナムラクレアに勝っているところからも、逆転まで見込めるでしょう。その他、年長馬が好走する傾向からアグリとグレイイングリーンに、衰え知らずのトゥラヴェスーラも軽視禁物です。展開次第では差しのオオバンブルマイがまとめて一掃することもあり得ますし、一緒に来そうなダノンマッキンリーも侮れません。あとはスズハロームでしょうか。
まとめると、
◎フォーチュンタイム 〇ソーダズリング ▲アグリ △オオバンブルマイ……
で三連狙いとします。想定外の一頭が出そうな感じです。
本日もお読みいただきありがとうございました。寒い日が続きます。花粉も飛んでいて困りますが、今週も折り返しです。何とか乗り切っていきましょう。
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